KECが選ばれる理由驚異的な上達を可能にする
TP指導方式
(Theory⇔Practice) Reason 1

KECが独自に研究開発した「TP指導方式」は、多くの英会話スクールでみられる指導スタイルである「ネイティブ講師との自由会話を中心とした外国人偏重型」や「シチュエーション別の英文丸暗記型」と異なり、「理論演習」と「実践演習」が緻密に融合した画期的な指導方式です。

日本人講師による「理論演習」(Theory)とネイティブ講師による「実践演習」(Practice)のコンビネーションは、その頭文字から「TP指導方式」と命名されました。これら二つの演習は、綿密な融合の基で交互に行われ、「理論」が「実践」に役立ち、「実践」が「理論」のより深い理解を促すという相乗効果を生み出します。そして、「全くの初習者の日常英会話6ヵ月マスター」から「上級者の各種プロレベル到達」まで、驚異的な上達を公約しています。

TP指導方式について

理論Theory&実践 Practice 「日本人のための英会話」を最もよく理解している日本人講師による理論実習 英語を母国語とし、日本人に対する指導経験豊富なネイティブ講師による実践演習

『「外国人との会話練習」や「留学」だけでは語学を習得できない』という事実

言語学の権威T.アンダーソン博士によれば、言語教育学上、0〜10歳時は「言語形成期」と呼ばれ、この時期は「体験的に言語を習得する能力」が高いため、ある言語に囲まれて育つと自然とその言語が身に付くとされています。私達が日本語を苦もなく体得できたのは、「言語形成期」という特殊な時期に日本で生まれ、日本語に囲まれて育ったからに他なりません。

しかし、「体験的に言語を習得する能力」は年齢とともに低下していくため、成人した大人の場合、英語に触れているだけでは、英会話は習得できません。この事実を知らず、英会話も日本語と同様に自然に体得できると考え、単に海外生活を送ったり、国内で外国人と接触する機会を多く持つことのみを重視する人がいますが、「言語形成期」を過ぎれば「体験的に言語を習得する能力」は失われており、それだけでは大きな成果は望めません。

では、「言語形成期」を過ぎた大人は、英会話の習得を諦めないといけないのでしょうか?『決して、そんなことはありません。』年齢とともに「体験的に言語を習得する能力=体験的習得能力」が低下する一方で、年齢とともに向上する能力があります。それは「論理的に言語を習得する能力=論理的習得能力」です。大人は「論理的に理解して習得する能力」が高いため、この能力を活かして論理的に学習すれば、効率的に英会話を習得することができます。

「論理的に言語を習得するとは?」~大人は子供より早く英会話を習得できる~

では、「論理的に言語を習得する」とはどういうことでしょうか?英会話の習得にフォーカスを当てて考えてみたいと思います。

英会話習得 = 構文 × 語彙 × 発音

英会話の習得は「構文」「語彙」「発音」に分解することができます。「構文」とは文のパターンです。そのパターンに「語彙」を当てはめ、正しい「発音」で聞き話すことができれば、英会話を習得することができます。これは子供も大人も同じです。ただし、子供達は「体験的習得能力」を活かし、幾多の試行錯誤を繰り返しながら自然にこれらを身に付ける一方、言語形成期を過ぎた大人は「論理的習得能力」を活かしてこれらを論理的に習得する必要があります。

構文

文法 = 文の法則 = 文のルール = 構文
英会話で最も重要な要素は構文です。英会話習得のためには、英会話に必要な構文を会話の中で自由に運用できる必要があります。(知識として知っているだけでは意味がありません。)構文は文法がベースとなっています。学生時代に文法が苦手であった方は文法を敬遠されたり、文法を十分に勉強したのに英語を話せない方は文法の学習に懐疑的かもしれません。しかし、それは日本の中学・高校での文法教育が主に受験対策の英文読解のためのものであり、英会話のための文法の活用方法をほとんど教えられていないからです。しかし、文法というのは「文の法則」つまり「文のルール」です。このルールを抜きにして、言葉を話すことは絶対にできません。私達も日本語のルールに則って日本語を話しています。また、子供たちは一見ルールに関係なく言葉を覚えているように見えますが、実際は幾多の試行錯誤を繰り返しながら、このルールを体験的に身に付けているのです。そして、そのルールに基づき言い回しのパターンを覚え、繰り返し発話することによって、体得します。これが「体験的に言語を習得する」ということです。子供たちは、「体験的習得能力」は高いのですが、失敗と成功を繰り返し試行錯誤しながらルールを覚えていきますので、時間が掛かります。逆に大人は論理性が高いため、正しく教わればそのルールを即座に理解できます。但し、実際の会話ではいちいち文法やルールを意識している余裕はないため、そのルールに基づき言い回しのパターン、つまり構文を習得し、会話の中で使いこなせるようになる必要があります。

構文×語彙 = あらゆるシチュエーションに対応した英会話表現が可能

構文を身に付ければ、後はその語彙を入れ替えることで、無数の表現が可能となり、あらゆるシチュエーションに対応した英会話表現が可能となります。日常生活の語彙を用いれば日常英会話に、ビジネスの語彙を用いれば(いわゆる)ビジネス英会話に、アカデミックな語彙を用いれば学術的な英会話ができるようになります。よく「ビジネス英語」という表現が使われますが、「ビジネス日本語」という表現がないように、「ビジネス英語」は本来的には存在しません。一般的なビジネス英語のレッスンや教材では、よくありそうなビジネスシーンを想定した例文の発話練習等をしますが、ビジネスの状況は千差万別で、例文を覚えただけでは実際のビジネスシーンでは通用しません。(またビジネスの現場では、信頼関係づくりとして日常会話が重要であることは言うまでもありません。)
語彙を増やすことも論理的に行う必要があります。学生時代などに単語帳で単語を丸暗記することがあったと思いますが、それでは結局「使えない」「覚えにくい」「忘れやすい」という状況に陥ります。KECでは、語源や単語の構造理解を活用し、論理的に語彙を増強する方法を指導しています。

構文×語彙×発音 = 英会話習得の完成

構文と語構文と語彙がしっかりと身に付けば、後は正しい音で発音するだけです。発音についても、子供達は自然とその音を身に付けますが、大人の場合は論理的に身に付ける必要があります。特に英語は日本語に比べて圧倒的に音の種類が多く、日本語に存在しない音がたくさんあります。日本語の「ア」に似た音だけでも5つあり、聞いているだけでは自然には区別がつきませんので、正しい発音記号を参照し、それらを聞き分け、再現し、ネイティブスピーカーにチェックしてもらう必要があります。

最も効率的・効果的に英会話を論理的に習得できるKECオリジナル『口頭英作トレーニング・プログラム「ECOP」』

KECでは最も効率的・効果的に英会話を論理的に習得するための英会話理論を英会話メソッドとして具現化し、それを活用して口頭英作トレーニングを行い英会話の習得を実現する『口頭英作トレーニング・プログラム「ECOP」』を開発しています。

英会話理論 = 英会話メソッド

KECでは、長年の研究により言語形成期を過ぎた大人の日本人が最も効率的・効果的に「構文×語彙×発音」を論理的に習得する方法論を英会話理論として確立しています。そして、その理論を実際の会話の中で活用するための英会話メソッドを編み出しています。

構文の効率的習得
英会話を習得するためには構文の習得が必要ですが、英語の構文は文のパターンであるため、膨大な数の種類があり、すべてを覚えることは不可能で、闇雲に覚えることは非効率です。また、受験勉強でするような重箱の隅をつつくような文法や構文を勉強する必要はありません。KECでは、数ある構文の中から、日本人が英会話をスムーズに行うために活用しやすい構文を厳選することで、効率的な英会話習得を実現しています。

構文の効果的活用
厳選された構文を活用・組み合わせ、語彙を掛け合わせることで幅広い英会話表現が可能となり、効果的な英会話習得が実現されます。例えば、「give+人(~に)+物(~を)」という基本的な構文でも、「He gave me a cold(彼に風邪を移された。)」「He gave me a hand(彼に手伝ってもらった。)」「He gave me a ride to the station(彼に駅まで送ってもらった。)」という表現が可能になります。これに「Can you do~?」を組み合わせると「Can you give me a discount?(まけてくれない?)」「Can you give me advance notice?(事前にお知らせください。)」という表現になります。このように、ごく基本的な構文と語彙の組み合わせだけでも、多彩な表現が可能となります。

口頭英作トレーニング

英会話メソッドを活用して自分が言いたいこと(頭の中のイメージ)を口頭で瞬時に英作して発話する「口頭英作トレーニング」を通じて、「口頭英作スキル」「英会話スキル」を身に付け、英会話の習得を実現します。

「瞬間口頭英作スキル」の習得:イメージ⇒日本語⇒英語
第1段階として、思考は第一言語で行われるため、英会話メソッドを活用して頭の中のイメージを日本語から英語に変換して発話する口頭英作練習を行います。初めから「英語で考えて、英語で話す」ことを指導しているスクールや教材もありますが、英語ができない段階で、自分の言いたいことを英語で思い浮かべることは不可能です。KECでは、現実的な方法として、頭の中のイメージを日本語から英語に変換(イメージ⇒日本語⇒英語 ※例:空腹感⇒おなかが空いた⇒I am hungry)して発話する「口頭英作トレーニング」から始めます。ポイントは「日本語から英語の変換時間をいかに短縮するか」ということ。初めは変換に時間が掛かりますが、徹底した「口頭英作トレーニング」を繰り返していくと、その時間が徐々に短くなり、瞬時にイメージを日本語から英語に変換し発話できるようになります。

「通訳式英会話スキル」の習得:イメージ⇔日本語⇔英語
口頭英作トレーニングを続けていくと、日本語から英語への変換ルールが身に付くため、その変換ルールに基づき英語をリスニングすれば、英語の音声を日本語に変換して理解(英語⇒日本語⇒イメージ)できるようになります。口頭英作と同様、リスニングに関してもトレーニングを積めば、瞬時に英語を日本語に変換して、理解できるようになります。これにより、日本語と英語の相互変換が瞬時に行えるようになり、英語で考えているネイティブスピーカーと同じテンポで会話し、意思疎通(相手の言っていることを理解し、自分が考えていることを伝える。イメージ⇔日本語⇔英語)が可能となります。これは自分の頭の中で、自分の為の「同時通訳」をしている感覚に近いものです。この段階で十分に英会話を習得した状態であり、母国語でない言語を習得する際に、まず目指すべき一旦のゴールです。

「ネイティブ式英会話スキル」の習得:イメージ⇔英語
さらに最終段階として、日本語を介さない英会話の習得を目指します。日本語から英語に変換した英文を、日本語を意識せず、イメージだけを思い浮かべながら英語(イメージ⇒英語)で発話するトレーニングを行います。そうすることで、英語とイメージが結び付き、次第に「英語で考えて、英語で話せる」ようになります。「英語で考えて、英語で話す」は英会話習得の結果であり、英会話習得のプロセスにはなり得ないのです。

口頭英作トレーニング・プログラム「ECOP」

KECでは、独自の英会話メソッドを活用して口頭英作トレーニングを行い、英会話を習得するために最適な『口頭英作トレーニング・プログラム「ECOP」』を開発しています。プログラムはレベル別に構成されており、各レベルの目標達成のために厳選された構文や語彙が体系的に整理され、それを活用するための口頭英作トレーニングが用意されているため、それぞれのレベルで最も効率的で、効果的な英会話習得が可能となります。初級レベルでは、自分の言いたいことを伝えるために基本的な構文や語彙とその活用方法を徹底的に習得することが求められます。そして、レベルが上がるにつれて、そのレベルに応じた構文や語彙を増強し、より状況に応じた適切な表現ができることを目指します。

  • 英会話の短期習得のためにKECが独自開発したECOPテキスト

    日本人が効率的に英会話を習得するために厳選された構文を、レベル別の体系的な構文集として収録。その構文を効果的に活用するためのトレーニングを行うECOPのための最適なテキスト。

    テキストに対応してネイティブスピーカーの声が録音された音声教材が付いていますので、正しい発音・イントネーションでECOPの構文を使ったトレーニングを行うことができます。

「理論」と「実践」を融合させた「TP指導方式」で英会話力の飛躍的向上

日本人講師の「理論クラス」で英会話理論に基づく英会話メソッドを理解し、『口頭英作トレーニング・プログラム「ECOP」』の構文を使用して瞬時に口頭英作ができるスキルを習得します。そして、ネイティブ講師の「実践クラス」では、理論クラスで習得した口頭英作スキルを実践することで、英会話スキルの向上が図られ、英会話力が飛躍的に向上します。

また、他校では高額で行われているネイティブ講師との自由英会話セッション「フリーカンバセーション」を無料で実施しています。KECは自由会話だけでは英会話は上達しないと考えていますが、理論を習得して、実践力を高めた後は、それを本番の自由会話で発揮することで、更なる英会話力の向上が期待できます。

英会話の習得はスポーツに似ており、野球を例に挙げると、ボールの投げ方やバットの振り方(理論)を覚えた上で、素振りや投げ込み練習(トレーニング)を繰り返すことでスキルを習得し、練習試合(実践)でそのスキルを活用し実践力を上げ、そして本番の試合でそれを発揮することで、効果的に能力が向上することと同様です。

理論クラス《 ECOPによる英会話スキルの習得 》

日本人講師による徹底した口頭英作トレーニング

ECOPの構文の理解と習得

各レッスンの始めに、クラスのレベルに応じたECOPの構文について講師から説明をします。この説明は5分~10分程度で、残りの大半のレッスン時間はその構文の「口頭英作トレーニング」に充てられます。次のレッスンまでにレッスンで学んだ構文を宿題という形で自宅でも徹底的にトレーニングすることで、その構文を完全習得します。

論理的に言語を習得した日本人講師による指導

この「口頭英作トレーニング」は、受講生と同条件で(日本語を母国語として「言語形成期」を過ぎてから)英会話をマスターした日本人講師によって行われます。 ネイティブスピーカーは、「言語形成期」の間に「体験的に言語を習得する能力」を用いて自然に英会話をマスターした人です。つまり、「言語形成期」を過ぎた受講生が歩むべき学習プロセスとは全く逆のプロセスを経ており、日本語を母国語とする人が外国語として英語を学ぶ際に必要な理論を論理的に教授するには不向きと言えます。

一方、日本人講師は、受講生と全く同じ条件で「言語形成期」を過ぎてから「論理的に言語を習得する能力」を用いて英会話をマスターした人です。努力して英会話をマスターした経験から、日本語を母国語とする人がどうすれば英語・英会話をマスターできるのか、その方法を受講生の立場に立って熟知している人です。論理的に言語を習得したから、論理的な指導ができる日本人講師が「理論演習」には不可欠なのです。また、英会話初心者の方に理論を説明する際には、不慣れな英語よりも日本語の方が効率性・効果性が高いことは明らかです。

  • 体験レッスン「give・get・have」

    「give・get・have」で様々な表現ができます。動画で例をご紹介します。

実践クラス《 ECOPによる英会話スキルの実践 》

理論クラスと連動したネイティブ講師による実践クラス

理論クラスで習得した英会話スキルをブラッシュアップ
~理論と実践が連動していないと意味がない~

日本人が理論を指導し、ネイティブ講師が実践的な指導をするというスタイルは他のスクールでも行われていますが、「理論クラス」と「実践クラス」が連動していないため、理論と実践の相乗効果を期待することができません。KECでは、日本人とネイティブ講師がプログラム開発から運営までを共同で行っているため、理論クラスと実践クラスを融合させて、高い相乗効果を生み出すことができます。

「ECOP For Practice Class」によるトレーニング
~More Quickly, More Creatively~

理論クラスで習得したECOPの構文を、実際の英会話の中で使いこなすためのトレーニングを行います。

More Quickly:英会話における言葉のキャッチボールがよりリズムよく、よりスピーディーに行えるよう、ECOPの構文をよりQuickly(速く)に使いこなすためのトレーニングを行います。

More Creatively:与えられた日本語を口頭英作するだけでなく、自分の言いたいことを考えながら英語で発話できるよう、ECOPの構文をよりCreatively(創造的)に活用するトレーニングを行います。

「ECOP Sound Check」により、正しい発音とイントネーションを習得

英会話は音声を介して行われるため、いくら英語の知識やスキルが高くても、正しい音を発することができなければ意味がありません。理論クラスで習得した口頭英作文の発音をネイティブ講師にチェックしてもらい、より正しい発音やイントネーションで使える英会話スキルに変えていきます。

体験的に言語を習得しECOPに精通したネイティブ講師による指導

ECOPで習得した英会話スキルを「文法的に合っているというレベル」から、「よりナチュラルな表現や発音にレベルアップ」するプロセスにおいては、体験的(自然)に言語を習得したネイティブスピーカーが適しています。但し、ネイティブスピーカーであれば誰でも良いという訳ではなく、ECOPに精通した指導経験豊富なネイティブ講師が指導に当たる必要があります。

「ECOP」により多様な「レベル」「分野」「技能」の英語力が向上

レベル

ECOPはレベル別に構文が集約されているため、日常会話ができるレベルから、ビジネス、プロレベルまで、受講生の様々な習熟状況や目的に応じて、効率的に必要な構文を習得し、効果的に目標を達成することができます。
初級レベルでは、日常英会話の習得が目的となります。日常英会話では、比較的短い文章を用いたテンポの良い応答が重要です。そのため、まずは単文単位で状況に応じた表現を行うための構文を身に付け、的確な意思疎通ができるための英会話力を習得します。

レベルが上がるにつれて、例えばビジネスやアカデミックなシーンでは、高度な内容を複数のまとまった文章の単位で応答することが重要となります。そのため、論理的に文章を展開していくための構文(フレーム)を身に付け、高度な内容でも的確に意思疎通できる英会話力を習得します。

分野

ECOPの構文を活用できるようになれば、英語の構造はどの分野でも同じですので、後は語彙を増やせば、ビジネスや学問、政治・経済などのあらゆる分野の英語を話せるようになります。したがって、ECOPの「口頭英作トレーニング」の中では、構文の習得と併せて、語源などを活用して語彙を膨らませていくトレーニングも行います。これにより、どのようなレベルのどのような分野でも英会話ができる能力を習得することができます。

技能

口頭英作(話す)は英語の根本であり、英語の4技能(読む・書く・聞く・話す)の中で最も負荷の高い行為です。したがって、ECOPの口頭英作トレーニングを行うことで、「スピーキング力」はもちろん、「話せれば聞けるのでリスニング力」「聞ければ読めるのでリーディング力」「話せれば書けるのでライティング力」の英語の4技能すべての向上が可能となります。

英語の4技能すべての能力が向上すれば、あらゆる英語の活動が可能になり、英語を使って活躍する機会が広がります。

間違った学習方法はあなたの努力をムダにする

多くの英会話スクールで行われる従来の指導スタイルである「ネイティブ講師との自由会話を中心とした外国人偏重型」「体系的な英会話理論に基づかない指導法」「シチュエーション別の英文丸暗記型」では、真の英会話能力を習得することはできません。

ネイティブ講師との自由会話を中心とした外国人偏重型

「ネイティブ講師との自由会話を中心とした外国人偏重型」とは、現在、多くのスクールで用いられている指導法の一つで、「フリータイム制」「チケット制」等のシステムを組み合わせ、日本人講師を全く使わず、外国人講師のみがマンツーマンやグループ形式でレッスンを行う方法です。このスタイルは学生時代に英語が苦手であったり、英語を勉強したのに英会話ができない人達にとって、一見魅力的に感じると思います。英語は義務教育で習いますので、すべての人達が英語を勉強しているはずです。にもかかわらず、多くの日本人が英語を話すことができていないので、「勉強しても英語は話せない」⇒「日本語は勉強しなくても習得できた」⇒「英語は勉強ではなく自由会話で習得するべき」という思考になることは理解できます。しかし、この考え方は一見正しそうですが「時間の概念」をまったく無視しています。「時期」と「時間数」の問題です。「時期」に関しては、日本語を自由会話で習得できたのは、その時期が「言語形成期」であったためであり、「言語形成期」を過ぎた大人が英語を習得しようと同じ方法を取ったとしても同様の現象は起こりません。「時間数」に関しては、「言語形成期」にある子供達は、四六時中言語活動を行っているものの、それでもようやく日本語がまともな文章として話ができるのに10年程の歳月を必要とします。言語形成期を過ぎ、体験的に言語を習得する能力が低い大人が40分のレッスンを週に1回や数回受けたところで到底時間数が足りないことは明らかです。

このスタイルでは、初めの数回はネイティブ講師との会話に慣れてきますので、少し上達した気がします。そして、同じペースで上達すればその延長線上の1年後、2年後に英会話が凄く上達するイメージを描きますが、現実は1年間、2年間と英会話スクールに通った後に振り返ってみると、英会話力がほとんど伸びていない場合が少なくありません。「言語形成期を過ぎた人」は、受講生と同条件下で英会話をマスターした日本人講師から「理論演習」を受けなければ、すぐに行き詰まりを感じます。

体系的な英会話理論に基づかない指導法

KEC以外にも、日本人講師とネイティブ講師を組み合わせてレッスンを行う英会話スクールがありますが、「体系的な英会話理論」に基づいていなければ英会話力の大幅な向上は期待できません。日本人講師によるレッスンが単に「シチュエーション別の英文丸暗記型」であったり、英会話理論に基づかない従来の文法指導では英会話ができるようになりません。
また、文法の指導やアドバイスがあったとしても、それが体系的な理論に基づいていなければ、部分的な知識が付くだけで、その知識を使いこなすことができず、英会話の上達にはつながりません。ボールの投げ方が分からない状態で、肘の角度や膝の動かし方などを指摘されて余計に混乱する状況と同様です。 更に、日本人講師のレッスンとネイティブ講師のレッスンがそれぞれ共通の英会話理論に基づいており、連動をしていなければ、理論と実践の相乗効果を期待することができません。

シチュエーション別の英文丸暗記型

「シチュエーション別の英文丸暗記型」とは、ある特定のシチュエーションにおける対話文のテキストを音読することにより、英文を丸暗記する方法です。たとえば、ビジネス英語という名のレッスンではプレゼンテーションやミーティングなどのシーン、日常英会話のレッスンでは海外旅行や道案内などのシーンがあり、ダイアログ形式(1対1の会話形式)の教材やパターンプラクティス(英文の部分言い換え練習)でシチュエーション毎の英文を繰り返しリピートして、その表現を覚えようというものです。しかし、理論を介さない丸暗記では、暗記した英文のオウム返ししかできず、それ以上の発展はあり得ません。この手の初習者用のテキストを例に取れば、決まって次のような英文が載っています。

シチュエーション:電話対応(伝言をお願いする)

A:Hello. May I speak to Mr.・・・?
 (もしもし、・・・さんはいらっしゃいますか?)

B:He is not in now.
 (今、席を外しているのですが)

A:Well, may I leave a message?
 (それでは、伝言をお願いできますか)

確かに、このような日頃よく使う決まり文句であれば、丸暗記で用が足ります。しかし、この会話に続いて、いざ“message(伝言)”を伝えようとすれば、“message”の内容は無限にあり、全てを丸暗記することは到底不可能で、英文を自ら口頭で瞬時に構成する能力が要求されます。実際の会話では、このように丸暗記ではなく臨機応変に対処しなければならない部分が90%以上を占めています。つまり、本格的に英会話理論を習得することが「急がば回れ」で英会話習得の本当の早道と言えるのです。