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楽しい英会話の独学方法「歌を使った英語の勉強法とは?」現役英会話講師が丁寧に解説!

歌・歌詞を使った英語の楽しい勉強方法

皆様こんにちは!KEC外語学院・梅田本校所長の古屋敷です。特別暑かった夏が終わり、秋が近づいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?さて本日は、誰でも知っている有名な歌から独学できる方法をご案内いたします。

“ A hard day’s night”という歌はご存知ですか。

“ A hard day’s nightという歌のタイトルをご存知ない方でも、この歌を作曲した世界的に有名なロックグループをご存知の方は、多いはずです。そうなんです、この曲はThe Beatlesによって作曲され、世界的なヒットソングとなったのです。そして、同タイトルの映画も1964年に公開されました。映画のオープニングの部分でもこの曲が流されています。

歌の中の現在完了形に注目しよう

この曲の最初の部分に” It’s been a hard day’s night”John Lennonが歌い上げておりますが、これが現在完了の使い方の感覚を学ぶのに非常に役立ちます。

ここで、なぜ過去形ではなく、完了形を使ってかという理由は、その日がまだ終了していないからなのです。つまり時計の針がまだ12:00amを回っていないということです。

そのため、彼らは完了形を使って歌詞を書いているのです。また次に続く歌詞にも”and I’ve working like a dog”と現在完了形で表現されており、これによって視聴者は「犬のように一日中働いたんだよ」という風にその日が丸一日、働づめの非常にハードな一日であったという状況を言っているとわかるのです。まさに当時の彼らの状況そのままなのです。つまり、彼らは、毎日そのような状況がずっと続いている自分達の状況を歌詞にしたかと思われます。つまり彼らにとって、忙しい状況が切れずにずっと続いているということを完了形を使って表現したとも取れます。

歌の中で使われていた英語を会話に応用しよう

日常の会話でも、この形を利用することができます。例えば、「忙しい」という今の状況を表すとき”I’m busy now”で問題ないのですが、「朝からずっと忙しい」という風に猫の手も借りたいというような悲鳴を表す場合、”I’ve been busy today.”とすると相手にもその状況が伝わります。ただ、朝は忙しかったが、今はそうではないという場合は、”I was busy this morning”となります。一日は、まだ終わってないですが、朝は終わってしまっているので、過去形です。逆に「最近ずっと忙しい」という気持ちを表したい場合は、現在完了形で表し、”I’ve been busy latelyとすることで忙しさが相手にも伝わります。

このような形で、歌詞で使い方をイメージし、それをそのまま会話で利用するという独学方法もあります。是非、使ってみてください。

 

レッスン⑤

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この記事の筆者

古屋敷 宗夫Muneo Koyashiki

「英語を話せるようになろう」と思い立った大学卒業時から、必死になって独学で英会話を勉強した努力家。 英語をマスターするには『覚悟と必死さが必要』ということを実感している先生。そんな苦労を重ねているので、生徒の努力には全力で応えてくれる熱血漢。 イギリス英語の達人としてブリティッシュの発音を堪能させてくれる。発音に悩む受講生への発音矯正に定評がある。 趣味は音楽鑑賞(洋楽)と映画鑑賞(洋画)で、音楽や映画の生きた英語を授業の中で取り上げることで、受講生の英語への関心を高めながら、英会話理論の会話への活用方法を指導することにも定評がある。

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