KEC外語学院ブログBlog

Enjoyボキャビル:daringとdarling

語源・町のお医者さん・水守勤三です。日射しはまだまだ厳しいものの、子供の頃の運動会を思い出させるような清々しい気候になっています。

さて、“SKOLSTREJK FOR KLIMATET” (実際にはOの上にウムラウトと呼ばれる点がある)というプラカードを手にする少女グレタ・トゥーンベリが世界の注目を集めています。9月23日に国連気候変動サミットに各国・各地域の代表を前に、地球温暖化への対応を481語の英語で訴えました。

プラカードと英語のスピーチ

プラカードの文字はスウェーデン語、しかし、彼女の話す英語は十分に意味を伝えてくる、“SKOLSTREJK FOR KLIMATET”という文字も次第に”SCHOOLSTIRIKE FOR CLIMATE”と見えてくる、もし彼女がスウェーデン語で世界に発信をしているのなら、などと考えてしまいました。

そこで、今日は、彼女が23日のスピーチで計4回使ったフレーズ “How dare you …”・“How dare you!” から、dare を取り上げてみます。

daring と darling

dare は高校生の時に「助動詞としても、一般動詞としても使われる語」・「敢えて〜する」と勉強をしたように記憶をしています。今回、マスコミで「恥を知れ」と訳されていますが「よくも厚かましい」が語源から見ると適している訳のように思います。その dare から出来た形容詞が daring です。発音も dare の音そのままに「デアリング」となり「勇敢な・大胆な・ずぶとい」という意味になりその発展形として「斬新な・急進的な」という意味になっていきます。

vocation/vacation, scar/scare など似た単語を間違うケースがあるかと思いますが、この daring もお馴染みの darling と見てしまわれることが多いようです。

dare ⇒ daring / ??? darling

では「愛しい人・最愛の」などの意味を持つ darling の基となっている単語はなにでしょうか。少し古くなった感じはしますが、手紙の常套句「親愛なる…様」に登場する dear です。-ea- の部分が –a- に変化するのは、peace pacific などにも見られる母音の変化、–ling が接尾辞で「関係のある人・物」を意味する名詞を作っています。

よく似た単語は語源ですっきり

よく似た単語は、語源をチェックすることで、すっきりとものに出来ることが多いものです。お試しください。今回は、グレタさんの渾身のスピーチに刺激され、How dare you! を取り上げてみました。家庭ごみも二酸化炭素の排出と大きく関係していると聞きます。グレタさんに賛同して、ゴミを減らす努力をしてみようと思いました。

英会話上達に向けての勉強法

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この記事の筆者

水守 勤三Kinzo Mizumori

大阪市出身。関西外国語大学・英米語学科卒業後、KEC教育グループ(英会話・予備校部門)入社。一貫して英語教育の第一線で現場指導に携わると共に、カリキュラム・指導法開発を担当。それに並行して、KEC独自の「TP指導システム」開発にも携わる。数十年の語学・英会話指導経験から、日本人が英会話を習得するうえでの学習・指導ポイントを熟知。「学習する者は教える者の人間性と意気に感じる」を信条に、授業に情熱を注ぐ傍ら、今も指導法の研究を続ける。

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