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Enjoyボキャビル:語幹100個で、目指そう語源博士!

語源・町のお医者さん・水守勤三です。2019年もひと月が過ぎようとしていますが、やはりここは、明けましておめでとうございます。今年も皆さんの語彙力強化・英語力強化の一助になれますように発信を続けてまいります。よろしくお願い致します。

「シンプルに覚えた方が楽では?」

さて、「語源」についての根本的な疑問のひとつに、「単語を覚えるだけでも大変なのに、単語に接頭語・語幹・接尾辞という切れ目を入れて、且つそのパーツの意味を知っておくのは大変では?」すなわち、一語一語彙で覚えた方が楽なのではないか、というものがあります。

その一方で、語源にそれほど魅力を感じていない方でも、接頭辞・接尾辞については、効果性を認めておられることが多いようです。となると、問題は語幹なのかも知れません。

目指すは、語幹100個!

pose = 置く / fac = 作る・する / fer = 運ぶ / 
のように書くと、確かに単語の単純暗記以上に、無味乾燥になってしまいます。また、たくさんあるように感じてしまわれるのは当然のことだと思います。しかし語幹は100個も知識を付ければ、かなりの確率でヒットしてきます。100回に分けると、8年以上掛かりますので、数を稼ぐ回も作りながら進めていきます。お付き合いください。

-tract  or  -truct ?

では、次にカタカナで書く語を英語にしてみてください。

トラクター(牽引車)・コントラクト(契約)・コンストラクト(建てる)・アトラクション(魅力)・インストラクション(指導)・ストラクチャー(構造)・ディストラクター(誤った選択肢)

確かに、発音で区別する・綴りをしっかり覚えておく、ということもできますが、そこに語源の視点を加えてみると、上の単語がふたつのグループに分かれます。

Aグループ:トラクター・コントラクト・アトラクション・ディストラクター

Bグループ:コンストラクト・インストラクション・ストラクチャー

Aグループの語幹 = tract = 引っ張る・引きずる

Bグループの語幹 = struct = 積み上げる

結果

Aグループ:tractor, contract, attraction, distracter

Bグループ:construct, instruct, structure

それぞれのグループに語幹の味が感じられると思います。

-tract and -struct

tracttruct」と見てしまうと難しかったものが、「tractstruct」だと見ることができれば、すっきりと腹に落とすことができると確信します。まずは、100分の2!

今年も楽しんでいきましょう、ファイト!

語源の魅力とは

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この記事の筆者

水守 勤三Kinzo Mizumori

大阪市出身。関西外国語大学・英米語学科卒業後、KEC教育グループ(英会話・予備校部門)入社。一貫して英語教育の第一線で現場指導に携わると共に、カリキュラム・指導法開発を担当。それに並行して、KEC独自の「TP指導システム」開発にも携わる。数十年の語学・英会話指導経験から、日本人が英会話を習得するうえでの学習・指導ポイントを熟知。「学習する者は教える者の人間性と意気に感じる」を信条に、授業に情熱を注ぐ傍ら、今も指導法の研究を続ける。

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