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国際ビジネスを読み解く鍵──「二項対立」から学ぶ思考様式とビジネス英語

KEC外語学院・京都校の塚田でございます。

師走の寒さが本格化してまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
12月も半ばを迎え、京都の街も冬らしい落ち着いた空気に包まれています。

さて本日のブログでは、国際ビジネスを理解するうえで欠かせないキーワード「二項対立」について取り上げたいと思います。

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国際ビジネスを左右する「二項対立」という発想

二項対立とは、「AかBか」「白か黒か」というように、物事を対照的な二つの軸で捉える思考様式です。
実はこの考え方は、欧米の思想や哲学の根底に深く根付いており、現代のビジネス英語やビジネス英会話にも色濃く反映されています。

たとえば、

  • 結論重視か、背景重視か
  • 個人主義か、集団主義か
  • ローコンテクストか、ハイコンテクストか

といった対立構造を理解せずに国際ビジネスに臨むと、
「話がかみ合わない」「誠意が伝わらない」といった誤解が生じやすくなります。

 

東洋と西洋の違いを対立ではなく理解

西洋では、結論を先に述べ、個人の役割や意見を明確にすることが評価されます。一方、東洋では、文脈や人間関係を重視し、全体の調和を保つ姿勢が重要視されます。
この違いは優劣ではなく、まさに「二項対立」として捉えるべきものです。

国際ビジネスの現場では、
「相手はいま、どちらのレンズで物事を見ているのか」
を理解することが、交渉や会議、マネジメントの成否を分けます。

 

本学院のレッスンで扱う「二項対立」

本学院では、こうした二項対立の概念を中級クラス以上のレッスンで体系的に扱っています。
単なる英語表現の習得にとどまらず、

  • なぜその言い方が選ばれるのか
  • なぜ誤解が生まれるのか

といった思考の背景まで踏み込み、実践的なビジネス英会話力を養います。
京都という国際色豊かな土地柄も活かし、実際のビジネスシーンを想定した指導を行っています。

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おわりに

二項対立を理解することは、異文化を「分断」するためではなく、
違いを橋渡しするための知的ツールです。
国際ビジネスの舞台で一歩先を行くために、ぜひこの視点を身につけてみてください。

寒さの厳しい季節ですので、どうぞご自愛ください。
今後も本学院では、実践に直結するビジネス英語・ビジネス英会話をお届けしてまいります。

この記事の筆者

塚田 清高Kiyotaka Tsukada

9年間にわたり多国籍企業にて外国人の人事関係業務に従事。その後7年間、予備校での受験生を対象とした英語指導、企業での社会人を対象とした英語指導に従事。予備校では受講生に英文法の本質を理解させ、読解力を伸ばす指導を行う。社会人に対しては英文雑誌を翻訳するための「英文翻訳講座」、日本文化を英語で説明するための「英会話講座」、TOEICスコアアップを目的とした「TOEIC対策講座」を担当し、受講生の効率的な英語力アップを図った指導を行う。

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