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プロが伝授!英会話を上達させる方法10選

皆様こんにちは。KEC外語学院の石井です。今年の’New year’s resolution’に英会話習得を掲げた皆様、英会話習得へは着々と進んでいますか。順調に進んでいる方もいれば、そうでない方、また何から始めたらよいのかお悩みの方もいらっしゃると思います。今回は英会話上達に向けての上達させる方法をお伝えいたします。

徹底した音読練習

英会話をより早く上達させるためには、徹底した音読を正しく行う必要があります。ただ単に英文のセンテンスを言うのではなく、強く言うべきところは、意識をして強く言う、弱く言うべきところは弱く言うというように、正しく音読することで、徐々に英語を母国語のように操ることができるようになってきます。さらに状況に応じてイントネーションを変えて言う練習、感情表現などの練習を行うことで、ネイティブスピーカーが話す英語により近くなり、英会話の上達には非常に効果的です。また徹底した音読正しく行うことにより、スピーキングだけでなく、リスニングの上達にもつながります。

英文を作成しながら言う練習

口頭で英文を発する際、センテンスを作成してから言うのではなく、頭の中で英文を作成しながら、瞬時に口頭で発していくといった感じ(口頭英作という)です。英文を作成しながら、口頭で発していくまでのスピード(口頭英作スピード)が速ければ速いほど、あらゆる場面で咄嗟に英語で反応ができるようになります。皆さんが、日本語で少し難しい話をする際に、頭の中で考えながら口頭で発していくのと全く同じ感じです。もちろん最初は考えてから口頭で発するまでに時間がかかるかもしれませんが、練習をしていくうちに徐々にスピードが上がっていき、効率よく英会話を上達させることができます。

上記内容を繰り返し徹底的に行うことで、より英語らしく英語を話せるようになっていき、効率よく英会話を上達させることができます。是非、試してみて下さい。

簡単な単語の使用

日本語で言う場合に、難しい表現になるものでも、英語では簡単な単語を使ってシンプルに表現することができます。頭の中で英文を作成する際、まずはできる限り簡単な単語を使ってシンプルな文を作成する練習をしましょう。会話を行う際に最も重要なことは、いかにスピーディーに、そして正確に情報を伝達するかということです。あえて難しい単語は使わず、誰が聞いても理解できる簡単な単語を使って英文を作成し、すぐに口頭で発するようにしたほうが聞き手の混乱を招くこともなく、誤解も生じません。まずは、簡単な単語を使って単文を作成し、瞬時に口頭で発するという練習を行ってください。そうすることで口頭英作のスピードも上がり、スムーズに英会話ができるようになっていきます。早く英会話を上達させたい方にはおすすめの方法です。

簡単な英単語の使用

表現の幅を広げすぎない

英会話の磨きをかけるには、より多くの表現を使いこなせるようになることも重要です。しかし、あまり表現の幅を広げすぎると、実際に発話する際、どの表現を使うべきかと迷ってしまい、それによって会話の流れが止まってしまうことがあります。あえて表現を幅を広げず、実際に会話する際に使う表現を、2パターンくらいに限定し、その表現を使って口頭英作でスピーディーに、ノーミステイクで英文を作成しながら、会話を行えるようにするほうが流暢性をアップさせることができます。それができるようになった上で、発話の際の表現の幅を徐々に広げていくほうが効率的な英会話の上達につながります。

正しい音を出せるようにする。

英語独特の音を知り、その音を認識した上で、同じように発音できるようにすると、ネイティブに近い音で話せるなるようになるだけでなく、同時にリスニングも向上し、効果的な英語の上達へとつながります。そのためには、まずは発音記号を正しく読めるようにし、正しい音で発音練習をする必要があります。カタカナで表記すると全く同じ音のになってしまうものに次のようなものがあります。

今回は以下の母音を例に挙げてみます。例えば、fan/fun (カタカナ表記にすると両方とも「ファン」ですよね。)しかし、この二つは明らに異なる母音であるため、区別して正しく発音できるようにする必要があります(もちろん意味も異なります)。具体的に言いますと、fanに使用する母音はæで、funに使用する母音はʌ】です。æは「エ」に近い「ア」で、ʌ】は日本語の「ア」に近い「ア」です。まずは、この二つの音の違いを認識し、音声教材(音声付の辞書で可能)を使って、同じ音が出せるようになるまで徹底的に練習します。音の出し方ですが、まずæは口を横に引っ張った状態で力を入れて「ア」と発音。そうすると「エ」に近い「ア」の音が出ます。それに対し、ʌ】は口を半分開いた状態で、力を抜いて「ア」と発音。そうすると、日本語の「ア」に近い「ア」の音が出ます。

このようなイメージで二つを区別して毎日徹底的に練習すれば、徐々に正しい音を出せるようになっていき、fan  / fun の音の区別ができるようになります(同じ音を使うhatæ/hutʌ】の区別もできます)。そして、リスニングの際にも、意識して聞かなくても二つの母音の区別ができるようになってきます(嘘のような本当の話です)。ただし、毎日の練習は、口が痛くなるくらいまで徹底的に行ってください。

基礎練習ですので非常に地味な練習ですが、誤った音で会話を行うと大きな誤解を生むことにもつながりますので、是非正しい音を身に付けてください。地道な努力が必ず英会話の上達につながります。

英会話を上達させる方法

英会話を上達させたい方におすすめの学習法(発音編 母音①)

母音を区別する

【ɑː】【əː】

例えばfastとfirst、日本語でカタカナ表記すると、どちらも「ファースト」ですね。しかし、この2つの音を区別して発音しないと大きな誤解を招くことに繋がりかねません。では、この2つの音の出し方をご紹介致します。

まず【ɑː】ですが、この音は口を大きく開けてあくびをする感じで「アー」と出します。(例 Car, chance, far,  fast, half, last )うがいをするイメージで出せば、この母音を出せます。非常に奥に詰まった力強い母音です。これに対し、【əː】は口をあまり開けずに力を抜いて「アー」と出します。「ア、イ、ウ、エ、オ」のいずれにもつかない非常に曖昧な響きの母音です。(例 early, fur, girl, return, stir, work)「エ」くらいの口の開きで出すとこの母音を上手く出すことができます。尚、あまり口を開いていないため、かなり暗い響きの音が出ます。音の確認は、音声教材(音声付辞書含む)を使って行ってください。もちろん、ネイティブスピーカーに発音をしてもらって音を確認していただいても結構です。

その上で、2つの母音の発音練習を何度も行ってください。ある程度練習を行ったら、一度、以下を言ってみてください。The first ball(第一球目)次に以下を言ってみてください。A fast ball(速球)では、最後に以下のセンテンスを言ってみてください。The first ball was a fast ball inside.(第一球目は内角への速球でした。)どうでしょうか。2つの異なる母音(ɑː】【əː】)を区別して言えましたか。

一見、簡単な音のようですが、実は区別して発音しないと、会話の際にネイティブスピーカーを混乱させ、うまく会話を展開できなくなってしまいます。

是非、根気強く練習し、2つの母音を正しく出させるようにしましょう。このことは必ず英会話の上達につながります。最初から正しい音を出せるようにしておくことで、効率的に英会話力を上達させることできます。

英会話を上達させたい方におすすめの学習法(発音編 母音②)

【ʌ】と【ɑː】の練習

次に、上記の区別について以下にご説明致します。以前にもご紹介しましたように、【ʌ】は日本語の「ア」に近い「ア」で、口を半分開いた状態で力を抜いて「ア」と発音することで、日本語の「ア」に近い「ア」の音が出ます。これに対し、前回ご紹介した【ɑː】は、口を大きく開けてあくびをする感じで「アー」と出します。気を付けて発音すべきものとしては、以下の単語があります。staff【ɑː】とstuff【ʌ】,  last【ɑː】とlust【ʌ】などです。これらは、発音を間違えて会話をすると、以下のような間違いを招くこととなります。

例 We hafe some American sfaff in this shop.「こちらの店には、アメリカ人の従業員が何人かいますよ。」

上記のセンテンスを発話する際、staffの音をカタカナ英語の音で「スタッフ」と発音してしまうと、次のような意味に変わってしまいます。

We have some American stuff in this shop.「こちらの店には、アメリカ製品がありますよ。」

「スタッフ」というカタカナの音はネイティブスピーカーの耳にはstuffの音に近いため、このような意味で伝ってしまうのです。staffに関し、あえてカタカナで表記するなら、「スターフ」となります。発音練習する際は、多少長すぎるくらいに「アー」と伸ばして発音するくらいでちょうどいいくらいですので、まずは、意識的に長めに引っ張って発音練習することをお勧めします。

それに対しstuffは、音を伸ばさず「スタ」と言った後、すぐにふ「フ」という感じで発音する練習をしてください。このような感じで練習をし、発音間違いによる意味にの取違が発生しないようにしていきましょう。

音の変化の仕組みを知ろう!

音のつながり、音の途切れなど、英語独特の音の変化の仕組みを知ることで、ネイティブが映画などで話すナチュラルスピードの英語にも耳がついていけるようになります。一度、以下の例文を言ってみてください。

Let me take your coat.

どうですか。うまく言えましたらか。実は、このセンテンス実際には、以下のように発音します。

Lemee takya coat.

映画などを観ている時に英語字幕を見るとすごく簡単なことを言っているのに、音が消えたり、つながったりするため、全然違うことを言ってように聞こえたり、何を言っているのかわからないといった経験はありませんか。スピードが速いからついていけないと思われるかもしれませんが、一単語あたりのスピードを上げて発話しても同じ音は出せませんし、聞き取ることはできません。一度やってみてください。

実は、英語はアクセントやリズムによる音の強弱がはっきりしているため、日本語のように均一のトーンで話されることはありません。このことが私達にとって非常に厄介な点です。しかし、あらかじめ英語独特の音の変化の仕組みを知り、自分も同じように話せるようにすれば、この問題は徐々に解決されていき、リスニング力もアップしていきます。音の変化の仕組みを知って、ナチュラルスピードにもついていける耳をつくりましょう!

音のつながりをマスターしよう!①

以下の例文を一度言ってみてください。

Please mind your step when you get off the train.

いかがでしょうか。うまく言えましたか。まず、最初のPlease mind your の部分ですが、mind yourは基本的に音がつながって、マインジャとなります。Mind your manners.(行儀よくしなさい)と言う場合も全く同じ要領で発音します。Dの後ろにyour, がくると、音がつながりこのような音になります。I need your help. (ニージャ)I told your boss. (トールジャ)Did your sisiter go there? (ディジャ)なども同じパターンです。次に副詞節の部分のwhen youですが、これもNの後ろにyouが続くと音がつながるとうパターンがありますので、その場合は、Newと同じ音で発音します。つまり「ニュウ」となります。

Can you V? で何かを依頼する場合も全く同じパターンで発音します。つまり「キャンニュウ」となります。これらは、全て同じパターンですので、Dの後にyourが来た場合は、意識して「ジャ」と発音するようにしてください。それを繰り返し行うことで、自然とできるようになってきます。それによってリスニング力もアップし、英会話の上達にもつながります。是非、マスターしてください。

音のつながりをマスターしよう!②

まず、いつものように以下の例文を言ってみてください。

Let me take your bag.

どうでしょうか。音のつなげて言えましたか。単語数でいくと5文字ですが、音は5音ではありません。実際に聞こえる音をあえて表記致しますと次のようになります。Lemee takya bag.「レッミテイキャバッグ」といった感じです。つまりtake yourの部分がつながり、テイキャとなります。このパターンを認識していただき、発音練習をしてください。例えば、Shall I make your dinner? (メイキャ)も同じパターンで発音できます。

このパターンを利用しますと次の音もよりナチュラルに発音できます。Watch your step, please.(足元にご注意ください。)こちらもあえてカタカナ表記致しますと「ウォッチャステップ」となります。では、前回分の復習も含めて以下ののセンテンスを言ってみてください。

Please watch your step when you get off the train. 

上手く言えましたか。このように一つを音のつながりパターンを応用することで、数多くのセンテンスをよりナチュラルに発音することができるようになり、自動的にリスニング力もアップ致します。英会話の上達には欠かせないことですので、徹底的に練習してください。

音のつながりをマスターしよう!③

では、今回もいつものようにまずは以下の例文を言ってみてください。

You have to get out of here right now.

どうですか。うまく言えましたか。まずYou have toの部分ですが、実際には次のように発音します。You hafta(ユーハフタ)、ちなみにwant toも同じパターンでwantaとなります。例 I want to take you to the shop. ( I wanta takya to the shop.)  Tom wants to talk about it. ( Tom wantsta talk about it.)また、I have to を過去形(I had to)で言う場の音は I hada となります。例 I had to go. ( I hada go.) つまりI had a carと言う際のI had aと同じ音となります。次にget out of here の部分ですが、次のように発音します。get outta here(ゲタアウタヒアー)、この音のパターンを利用して次のセンテンスも言ってみてください。

What kind of  music do you like ?

実は、What kind ofの部分は、what kinddaとなり、カインダと発音します。ワッカインダと発音するとより英語らしくなります。つまり、ofはaとなることが多いのです。例 a cup of tea( a cuppa tea) このパターンを認識し、何回も練習してください。またdo youですが、これをはやく言うとjuとなります。つまり次のような音になります。What kindda music ju like?(ワッカインダミュージック ジュライク?)Could you/ would you/ Did youもdとuがつながってjuとなりますから同じパターンです。是非、上記パターンをマスターして英会話上達につなげてください。必ず効果が出ます。

音のつながりをマスターしよう!④

では、以下の例文を英語らしく言ってみてください。

I know you are busy but I told you not to do it.

どうでしょう。うまく言えましたか。本日のポイントはbut Iの部分です。この音ですが、tとIがつながり、bahtai(バタイ、バタ~イ)となります。尚、bahtaiと言い、一度止めてからtold youと言うと、「でも私は、言ったじゃないか、言ったよね。やるなって」というニュアンスを強く出すことができます。是非言ってみてください。told youの部分は、dとuがつながりますのでtolju(トールジュ)と言ってください。より英語らしい音になります。では、以下の例文で練習してみてください。

Ex. I really want to tell you but I can’t.

 I don’t need you but I love you.

 I don’ t have enough money but I want to go to France.

次のセンテンスも同じパターンを利用して英語らしく発話することができます。He will do that again(thatagain tとaがつながりますので、タゲイン) となります。毎日練習することで、音の出し方が定着しますので、是非頑張ってください。

英会話習得

まとめ

いかがでしたか。英語には独特のリズムやイントネーション、音の連結、消滅があります。それらは音読、シャドーイングしないと習得することは不可能です。ここで紹介した例は英会話力向上に非常に役立ちますので、是非普段の学習に取り入れてみてください。

もし英会話学習でお困りのことがございましたらKEC外語学院をお尋ねください。無料個別ガイダンス無料合同説明会無料体験レッスンにてお待ちしています。また各種SNSでも英会話に関するお役立ち情報を発信しています!

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この記事の筆者

石井 悠介Yusuke Ishii

大阪府出身。学生時代、異文化研究を専攻し、アメリカへ異文化調査で数度、渡航経験がある。卒業後、ワーキングホリデーにてカナダ・バンクーバーに1年間滞在。現地では英語で日本語を教える「間接法」で日本語教師を経験。生徒にわかりやすい指導法を現地で習得し、指導することの楽しさとともに英語の奥深さを体感。帰国後、教育業界に従事し、小学生から高校生を対象とした進学塾にて英語を中心とした文系科目の指導経験を経て、KECの教育理念に共感し、KEC外語学院の英会話講師へ。活気のあるクラス作りと分かりやすい授業をモットーとしている。

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