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Black Lives Matter

皆様こんにちは、KEC外語学院の大橋です。この度、初めてブログを投稿いたします。どうぞよろしくお願い致します。世間では新型コロナウイルス感染拡大のニュースが連日報道されていますね。海の向こうに目を向けると、アメリカでも新型コロナウイルス感染拡大が止まりませんね。その一方でミネアポリスで起きた事件から派生した暴動も全米で大きな問題となっています。そのなかで’Black Lives Matter’という言葉を見聞きされた方も多いのではないでしょうか。今回はこの”Black Lives Matter”について取り上げたいと思います。

Black Lives Matterとは

“Black Lives Matter”は黒人に対する暴力や構造的な人種差別、とくに白人警官による暴力や殺害を含む不平等な取り扱いに対する抗議・反対運動を指す言葉です。先月アメリカ・ミネソタ州で起こった白人警官による黒人男性窒息死事件をきっかけに世界中に広まったことから、すでにご存知の方も多いと思います。この言葉が使われ始めたのは2013年のことですが、アメリカで400年にわたって続いている構造的な黒人差別を解消したいという願いが込められています。

“Black Lives”

“black”は黒人、 “lives”はlife(生命)の複数形です。”Black Lives”で「黒人の生命」という意味になります。lifeのようにfe で終わる名詞の複数形を作るときは、fをvに変えてsを付けます。“lives”の発音は[lάɪvz]です。[lívz]と発音すると「住む、生きる」という意味の動詞liveにsが付いた形に聞こえてしまい、”Black Lives”の意味が「黒人が生きる・住む」と変わってしまうので気をつけましょう。

“Matter”

“matter”は「事柄、問題」という意味の名詞ではなく、「重要だ」という意味の動詞です。動詞のmatterは否定文で使われることが多く、たとえば”It doesn’t matter.”で「重要ではない」、「大したことない」という意味になります。matterを肯定文の中で使うことで、“Black Lives Matter”は黒人の生命が重要ではない、ということはない。重要だ」と、黒人の生命を軽視する考えに抗議すニュアンスが出ています。

“Black Lives Matter”に関する英語の情報に触れるには

“Black Lives Matter”はTwitterのハッシュタグとして全世界に拡散しました。ハッシュタグ検索をかけると、この言葉に関連してどのようなツイートがされたか、英語によるものを含め見ることができます。またWikipediaを参照することも情報を集めるための有効な手段となります。日本語版の記事もよくまとめられていますが、Wikipedia英語版の記事はより充実しており、情報源のwebサイト等を参照することでさらに多くの情報を得ることができます。英語版の記事が難しく感じられる場合には、Simple English版の記事から読み始めてみてください。

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この記事の筆者

大橋 俊介Shunsuke Ohashi

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