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TOEFLライティングの準備に向けて、対策方法を解説!

先日、珍しくTOEFLだけではなくIELTSのライティングについて質問を受けましたので、それらに関連する事柄について、今回のエントリでは述べてみたいと思います。

Writing Based on Knowledge and Experience

TOEFL iBTのライティングセクションは2問で構成されています。そのうちの2問目というのが、知識と経験に基づいたライティングです。スピーキングでもそうなのですが、これがTOEFL iBTを従来のテストとは異なる意味で難しくしている要素と言えるでしょう。すなわち、”この文章を読んで/聞いて、以下の問いに答えよ”式の設問ではないというところです。第2問では、”You have 30 minutes to plan and complete you essay.”というDirectionが与えられますが、実質的に準備に充てられるのは2~3分です。設問を見て、そこで答えを考え始める、というのでは残念ながら手遅れです。とあるTOEFLのワークブックにはこのような解説があります。『準備時間は、あなたがこれまで生きてきた年数である』と。

Critical Thinking

クリティカル・シンキングという言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。批判的思考という意味ですが、日本では批判という言葉が、やや誤解され解釈されているようです。ここでいう Critical Thinking とは、物事や事象に何らかの新たな可能性や文脈を与えられるかどうかを思考するという意味です。欧米では discussion や debating を通じて鍛えられていく能力ですが、日本の普通の学習背景では伸ばしにくい力ではあることは、残念ながら否めないところです。

先日、私が受けたIELTS関連の質問というのは、『学生の問題(=problems)について2つ取り上げ、2つの解決策を論じなさい』という設問に関連するものでした。質問者の方との問答で少し明らかになったのは、TOEFLやIELTSは英語力とは関係のない部分でも点数が決まるのだ、ということでした。もしも、このブログをお読みの方で、学生の問題がパッと思いつかなければ、まずは発想力から鍛えなくてはいけませんし、時間をかけても思いつかないということであれば、知識レベルから鍛えていかなければなりません。

補助的な勉強方法として、英検1級のライティング問題が挙げられると思います。英検1級の良いところは、お題に関する論点を複数個、最初から出題者側が用意してくれていて、テスト受験者はそれらのうちのいくつかを自分のライティングに盛り込むことができるということです。TOEFL iBT(やIELTS)のエッセイライティングでスコアアップに苦戦をされる方は、英検1級の英作文で練習をしてみるというのも一案です。

アカデミックな書き方については、次回以降に掘り下げていってみたいと思います。

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この記事の筆者

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