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TOEFL iBTのスピーキング・セクションのTask 3に変化の兆し?
- 2018年07月05日
- TOEFL iBT® TEST,京都校,梅田本校
なにやら最近、とある大きな変化が起きつつあるようです。というのは、私のTOEFL講座の受講生の方から、「SpeakingのTask 3のリスニング部分、賛成になっていることが多いですよ」という声を複数聞いたからです。おそらくTOEFLを受験する人よりも、TOEFLを実際に教えている人の方が、受ける衝撃が大きいのではないかと思います。なぜなら『Speaking SectionのTask 3は95%は反対意見が出るぞ』と教えている人が多いから(だと私が勝手に信じているから)です。
賛成でも反対でも、準備は一緒!
こちらの記事でも案内している通り、基本的には設問に答えるのみです。述べなくてはならないのは彼/彼女の意見です。誰が意見を述べているかですが、基本的には ”How come?” や ”What do you mean?” 、 ”I hadn’t thought about that.” などの表現を使う方が相槌係、もう片方が意見を述べている方だと思って間違いありません。そちらの発言に神経を集中して、サインポストに従ったメモを取っていきましょう。
むしろ賛成意見の方が取り組みやすい
Task 3 は反対意見が従来は圧倒的多数でしたが、今後は賛成意見も増加傾向になりそうです。しかし、考えようによっては、これは受験者にはgood newsでしょう。なぜなら、Readingの内容とListeningの内容が一致するようになるからです。これまでは、大学がなんらかのお知らせをして、それに対して学生男女2名のどちらかが反対意見を理由2つを添えて述べる、というのが定番でした。なので、Listeningパートを予想する力が、ある意味で重要視されていました。例えばReadingパートで「寮の修繕作業を行います。これにより各部屋が防音になります。また空調設備も改善されます」という趣旨のお知らせを読んだ時、慣れている人であれば「なるほど、隣の部屋がうるさいというクレームは寮生の誰からも出ていないし、空調設備もまだ古くはなっていない」という意見が聞こえてきそうだな、と予想ができました。しかし、賛成意見であればそんな予想は不要です。素直に聞くだけです。これは受験者の負担減と言えるでしょう。
スピーチのパターンを増やせて発話力が高まったと前向きに考えよう
スピーチのパターンをさらに覚えるのが嫌だ、という人も中にはいるかもしれません。しかし、従来の型を少し変えるだけで十分に対応できます。これまでは
The male / female student is not happy with the university’s idea / plan / decision / announcement. There are two reasons. First … Second …
だったものが、
The male / female student is happy with the university’s idea / plan / decision / announcement. There are two reasons. First … Second …
となるだけです。大した負担ではありません。むしろ、発話のパターンが増えた=発話力、会話力が高くなった、というふうにポジティヴに考えましょう。
TOEFLはこれまでも時代に合わせてReadingやListeningのアカデミックレクチャーの内容が進化してきましたが、出題傾向はこれまでほぼ不変でした。それが変わりつつあるということで、今後は少し指導方法に変化が生まれたり、参考書籍や問題集も改訂されてくるでしょう。良さそうなものが見つかったら、またこちらのブログで情報をシェアしてみたいと思います。乞うご期待!
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