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英検の試験問題が変わります

リアルでもオンラインでも熱誠指導

皆様こんにちは。KEC外語学院の塚田です。猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。本日は、英検のリニューアルについてお話しします。来年の年始からの変更になりますので、今から準備をしましょう。

※この記事の読者が社会人であることを想定し、ここでは、1級、準1級、2級に限定します。

 

英作文問題が1題から2題に増加

[2023年まで] 

・あるテーマについて意見を述べさせる問題

[2024年以降] 

・あるテーマについて意見を述べさせる問題

1ページ程度の英文を英語で要約させる問題 の2

 

現在は「英作文問題のわずか1題」が「Readingの大量の問題」もしくは「Listeningの大量の問題」と同じ配点という「英作文の運」のような要素がありましたが、今回の改定により、全体のバランスが取れた試験になります。今回追加される要約問題は、一定の長さの英文を読み、2級では4455語、準1級では60~70語、1級では90110語の英文に要約させるものです。要約問題は英文の内容を理解できているかを問う非常に良い問題ですので、歓迎すべき改訂であると言えます。

 

語彙問題・長文問題の設問数を一部削減

英作文問題の増加に伴い、問題の分量調整のために語彙・長文問題が削減されます。ただし、具体的にはどの問題が削減されるかは未公表です。なお、1級、準1級、2級の場合は試験時間に変更はありません。

 

2次試験の変更内容

準1級のみですが、2次試験での質問文が少し長くなります。2次試験では現在、2級の質問文と比べ、準1級があまりにも短くなっています。その結果、「2級では質問文が理解できるかが問われているが、準1級ではその点が免除されている」という結果になっています。今後は準1級の面接においてもリスニング力も問われていきますので、しっかり対策をしましょう。

 

英作文新傾向問題(要約問題)に対する取り組み方法

大学入試問題にも英文要約問題があります。英語での要約ではなく日本語での要約問題になりますが、東京大学2次試験第1問は、良い練習になるでしょう。

 

本学院では、英検対策も行っております。ご興味のある方は、まずは個別ガイダンスをお申し込みください。

 

この記事の筆者

塚田 清高Kiyotaka Tsukada

9年間にわたり多国籍企業にて外国人の人事関係業務に従事。その後7年間、予備校での受験生を対象とした英語指導、企業での社会人を対象とした英語指導に従事。予備校では受講生に英文法の本質を理解させ、読解力を伸ばす指導を行う。社会人に対しては英文雑誌を翻訳するための「英文翻訳講座」、日本文化を英語で説明するための「英会話講座」、TOEICスコアアップを目的とした「TOEIC対策講座」を担当し、受講生の効率的な英語力アップを図った指導を行う。

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