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Enjoyボキャビル:「狭いファイナル」? 

語源・町のお医者さん・水守勤三です。11月19日月曜の朝刊に、前日に催された神戸マラソンの記事が出ていました。見出しには「2万人」という数字とともに、エントリー抽選倍率3.74倍という数字が出ていました。マラソン熱の高さを感じました。今日は、そろそろ終盤を迎えているスポーツの秋からの話題をひとつご紹介します。

分かっていても面白い「狭いファなる」

NHK21時のニュースを英語で読む複数のネイティブの中に、お気に入りのアナウンサーがいます。その人は、単語の綴りの中にある“i”の多くを「アイ」と発音します。diversityは「ダイバーシーティ」、anti-governmentは「アンタイガバメント」のような感じです。この発音の仕方は、多くのネイティブがするものでめずらしくはないのですが、時に、よく知っている単語が趣を替えることがあります。

そんな代表格が「狭いファイナル」です。そうsemifinalです。「狭い」と聞こえる「せ」の部分に少し圧を掛けて発音すると英語の音に近付く感じです。

「半分」を意味する semi-, hemi-

この「半分・片側・2回」のsemi-という接頭辞を含む単語に次のようなものがあります。意味を英語にしてみてください。

semiautomatic, semicircle, semicolon, semiconductor, semidiameter, semiprivate, semiprofessional, semitropical, semiweekly

半自動の・半円・セミコロン・半導体・半径・半私的な・セミプロの・熱帯の・週2回の

semi-はラテン語を起源としていますが、ギリシャ語を起源とするものにhemi-があります。

atmo- = vapor(蒸気)sphere = ball, globe()から出来上がるatmosphere「大気・雰囲気」との連想で覚えたい単語に、hemisphere=「半球・(大脳)半球・範囲」がありあます。「南半球」なら、Southern Hemisphereという具合です。

「準決勝」という言葉を聞いた時には、「狭いファイナル」と「南半球」を思い出してみてください。

semi-finalから語源学習

この記事の筆者

水守 勤三Kinzo Mizumori

大阪市出身。関西外国語大学・英米語学科卒業後、KEC教育グループ(英会話・予備校部門)入社。一貫して英語教育の第一線で現場指導に携わると共に、カリキュラム・指導法開発を担当。それに並行して、KEC独自の「TP指導システム」開発にも携わる。数十年の語学・英会話指導経験から、日本人が英会話を習得するうえでの学習・指導ポイントを熟知。「学習する者は教える者の人間性と意気に感じる」を信条に、授業に情熱を注ぐ傍ら、今も指導法の研究を続ける。

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