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Enjoyボキャビル:高校1年生160人、語源にチャレンジ!

語源・町のお医者さん・水守勤三です。先日4月27日に、往診に行ってきましたので、今回はそのご報告を兼ねてお話をさせて頂きます。

場所は、大阪浜寺公園に隣接する大阪国際ユースホステル。診させて頂いたのは、大阪府立泉北高等学校・国際文化科160人の1年生の皆さんです。泉北高校とのご縁は早7年目に入りましたが、今年も、生徒が国際的な視野を持つとともに、世界言語である英語を深く探求するための機会として行っておられる一泊二日の宿泊研修で90分通しの語彙講座を実施させて頂きました。

夕食を終えたお風呂上がりの生徒の皆さんが取り組んだ内容の一部を当日と同じように、ご紹介したいと思います。

メニュー『鯵の塩焼き』から想像するもの

食堂に『鯵の塩焼き』というメニューがある時に『鯵』がもし読めなかったとしても、どんな料理が出てくるかは想像ができるのではないでしょうか。これを見て、ステーキや野菜の煮物を想像する人は少ないはずです。『とりあえず魚が出てくる』と想像できるのです。それは魚偏がついているからです。少しトレーニングすると、英単語を見る時にも、偏や旁が見えるようになるのです。

『単語の中の単語』を見つけるトレーニング

次の単語の中にある単語を言ってみてください。

reaction, useful, monthly, discovery, adjust, remind, wonderful, information, circumstance

前から順に、act, use, month, cover, just, mind, wonder, form, stanceadjustと使ってやってみると、『単語の中の単語』=justを意識せずにあくまでもadjustと単語を見る時と、『単語の中の単語』である”just=ちょうどを意識して、”adjust=調整すると見るのでは知的好奇心の働き具合が違うのではないでしょうか。では、次は、元の形が少し見えにくくなったものです。

daily, concentrate, president

先頭のdailyは、綴り変化はしているものの楽勝でしょう。そうです。”day + -ly”毎日です。concentrateは『前=接頭辞=con-』と『後ろ=接尾辞=-ate』を省いて『語幹部分=centr』だけにすると見えてくる『単語の中の単語』が姿を現してきます。そうです”center”です。材料から聞こえてくる意味は『思い切り、真ん中、にする』となり『集中する』となります。最後も、『接頭辞=pre-』と『接尾辞=-ent』を取り除いて”sid”という語幹に辿り着きます。”sid”を見てすぐに意味が湧いてくる人はいないと思いますが、”d”の親戚の音”t”にして”sit”とすると、『president=前に、座る、人』となり『大統領・社長・議長』など、会議をしたら前に座る人たちの名前が登場してきます。

ポイントは『既に知っている単語』とのマッチング

“predict”という単語を覚えようとする時に、いくら語源が便利とはいうものの『pre-前にdict言う だから”predict=予言する』というやり方では嫌になってしまいます。”dict”を見た時に、dictionaryというお馴染みの単語とマッチングしてみることで、負担ではなく発見の知的楽しさに変わるのではないでしょうか。

あなたの街にも往診にお伺いします

ほんの一部ですが、当日の様子をご紹介させて頂きました。あなたの街・お家にも往診に行かせて頂きます。勉強会の推進役をしておられるような方などでご興味のある方は、是非、ご連絡ください。最後になりますが、泉北高校・国際文化科1年生の皆さん、お疲れ様でした。『朝5時に起きた』という声も聞きました。充実した一日の最後に、私からの発問などに一生懸命に答えてくれた皆さんの顔がしっかりと残っています。これからの皆さんの英語との付き合いに、ほんの少しでもお役に立てるところがあれば最高に幸せです。

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