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Enjoyボキャビル:WBCオランダ戦から

語源・町のお医者さん・水守勤三です。早速ですが、3月13日夜にテレビを観ていると、『ブログでお話しをしたい』と思う光景がありました。日付が変わろうかとする深夜まで続いたWBC(World Baseball Classic)のオランダ戦です。少しクイズふうにしてみます。

『日本チームのユニフォームの胸には”JAPAN”と書かれていました。では、オランダ選手の胸には何と書かれていたでしょうか』

ヒント:ヘルメットには“N”と“L”が重ねられたマークがありました

オランダ選手の胸に書かれた文字は

そうです、答えは、”NETHERLANDS”です。正式名称としては、theが付いたり、Kingdomが付いたりしますので、興味のある方は、是非、調べてみてください。ここでは、それらをを省いて、”Netherlands”という単語に焦点を当ててみます。

語源で見ると、後ろのlandはそのままですから、問題は前のnetherになります。今では限られた表現にしか出てくることはないようですが、形容詞として『地下の・地獄の・下界の・下の』という意味であることが分かります。

『何かより低い国』そこから、小さな頃に読んだ物語が浮かんできました。ひとりの子供が防壁にできた小さな穴に指を突っ込み、決壊を防いで国を助けた、という話です。そうです、『海面より低い国』が国の名前の由来なのです。『オランダの正式名はネザーランド』とするだけと、『オランダの正式名は“海面より低い国”を意味するNetherlands』と楽しんでみるのでは、人生の味わいが違うように思うのですが。(少しオーバーになりましたでしょうか。)

なぜ日本では『オランダ』?

さて、ここまで来ると、次に『ではオランダという名前はどこから?』という疑問がわいてきます。綴りはHolland。調べると、オランダの国全域ではなく主要地域の名前とのことです。日本との最初の交流がこの主要地域であったためにオランダと呼んだのでしょうか。では、なぜ日本での名称が『ホーランド』ではなく『オランダ』となったのでしょうか。古くは“honor=名誉”の発音や、最近では、検定試験でも、I like him.が『アイ・ライキム』と聞こえるような発音になっていることがあります。学生時代の記憶で行くとフランス語の先頭のhは発音から脱落していたのではないでしょうか。形容詞のDutchも含めると「オランダ」だけで一日くらいすぐに使ってしまいそうです。

英語の母国・イギリスのEnglandも興味深い語源を持っています。

よく知っている単語の語源に関心を向けてみることは、単語の意味を覚えるという作業が発生しないため、ゆったりと楽しめる贅沢な寛ぎの時間となるように思います。お楽しみください。

この記事の筆者

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