KEC外語学院ブログBlog

Enjoyボキャビル:シンプルに楽しんでみましょう! 

語源・町のお医者さん・水守勤三です。テレビに、笑顔で生後7時間の赤ちゃんを抱くキャサリン妃とウィリアム王子が映しだされています。町では、Authur, Albert, Michaelなどと、第3子の名前が賭けの対象になっていることも報じられています。これもイギリスのお国柄の一面なのでしょう。このブログが出る頃には、名前をもらっていることでしょう。

そこで今日は、『名前で語源!』を哲学的“にお伝えしてみます。

”哲学“=”philosophe“を耳にすると、よく耳にする二人の名前が浮かんできます。『フィリップ』と『ソフィー』です。

phil-は”philanthorophy(博愛)“・”philharmonic(音楽愛好の)“・”Philadelpia“などに登場する『愛』です。

Philip”には、『愛』を意味する”phil-“と、『河馬(カバ)』=”hippopotamus“に登場する”hippo-“=『馬』が隠れています。また、”-potamus“は”Mesopotamia“文明で実は有名で『川』を意味します。そうすると、”meso-“とはなどと繋がるのが語源の面白いところです。

“Sophia・Sophy”は、”sophomore(大学二回生)”に登場する『智』です。男女ともに日本でもお馴染みの人名に使われる漢字。

他にも、『率直に言って』という表現に登場する『直』も人気のようです。ウィリアム家の長男“George”も、日本名にすると『耕』という漢字になってきます。

聖書の登場人物の影響は絶大ですが、『愛・智・直・耕』どれを取っても、人が我が子に望むものは同じようです。

笑顔で市民に手を振るお二人の下に生を得た赤ちゃんには、どんな名前が届くのでしょうか。楽しみです。

この記事の筆者

水守 勤三Kinzo Mizumori

大阪市出身。関西外国語大学・英米語学科卒業後、KEC教育グループ(英会話・予備校部門)入社。一貫して英語教育の第一線で現場指導に携わると共に、カリキュラム・指導法開発を担当。それに並行して、KEC独自の「TP指導システム」開発にも携わる。数十年の語学・英会話指導経験から、日本人が英会話を習得するうえでの学習・指導ポイントを熟知。「学習する者は教える者の人間性と意気に感じる」を信条に、授業に情熱を注ぐ傍ら、今も指導法の研究を続ける。

Facebook シェア
Twitter ツイート
LINE LINEで送る
はてなブックマーク
   

関連情報

Category

Archive