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読書の秋!精読の秋!英検の秋!

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皆さん、こんにちは。KEC外語学院の塚田です。夏が終わり、すっかり涼しい日々に入りましたね。こんな時にこそ、たくさん本を読み、力を蓄えましょう。先月のブログでは、多読について書きましたが、今回は精読について書いていきます。

精読の意義

比較的易しめの英文を大量に読むのを「多読学習」と呼ぶのであれば、「精読学習」とは、読み応えのあるものを時間をかけてじっくりと読んでいく学習であると言えるでしょう。多読学習によって英文を読む速度が上がり、精読学習によって、英文を理解する精度が上がります。そして、精読と多読の両方を行うことが英検に役立ちます。今回は、比較的短い英文を紹介します。

精読課題

Among writers who have left behind them works sufficient to keep their memory alive, one here and there has also had the peculiar power to impress his personality, not only upon his contemporaries, but upon posterity likewise, which accordingly thinks of him with the kind of interest usually reserved solely for the living.

解説

如何でしょうか。あまり読みやすい英文ではないと思いますが、十分頭の体操にはなるでしょう。この英文を読むうえで重要なポイントを、以下にまとめます。

1)ヒトのカタマリがモノ扱いされる時、関係代名詞whichが使われることがある。本文では、「後世の人々(posterity)」全体が一つのカタマリとなり、モノ扱いされている。

2)意味の重点について

    “ not only A but also B ”  → 動詞はBに一致させる

  posterity … , which … thinks of him… ←本文では、3単現のSがついている!

(3  関係代名詞whichの後ろの動詞(thinks)に3単現のSがついているため、複数名詞であるcontemporaries は先行詞ではなく、 posterity が先行詞になる。従って、which 以下は、以下のような意味になる。 

    直訳「通常は生きている人たちの為だけに確保されている類の興味で」

            和訳「通常は生きている人たちに対して抱くような気持ちで」

 

和訳例

名前が残り続けるほどに十分な作品を残して死んだ作家の中には、己の個性を、同時代の人々だけでなく後世の人々の記憶にも刻み付ける、際立った力を持った作家もまた、(そこら中に)いたのである。後世の人々はそれ故に、通常は生きている人に対してのみに抱くような気持ちで、その作家のことを考えてしまうのである。

この英文は私が英語教師になりたての頃に読んだ思い入れのある英文です。簡単な解説と和訳を挙げていますが、この英文を読んで不明点がありましたら、お問合せ下さいませ。2017年10月より英検講座も開講しますので、精読や多読に興味をお持ちの方は是非ご検討ください。

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