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知っておいて損はない英語の接頭辞シリーズ①:”sub-“

地面の”下”を走る地下鉄

語源・町のお医者さん・水守勤三です。

連日のように台風とその被害のニュースが流れる今日この頃、心が痛みます。まだまだ油断はできないようです。くれぐれもご注意ください。

さて、先日8月28日(日)に、ライブ版・語彙講座(初級編)を行いました。今回のシリーズでは、『意外と笑えない、”B, L, A, C, K, B, O, A, R, D”』をテーマに、単語に頭・幹・尾があることに気付ける目を養って頂きます。初級編の先頭では、自然に使える単語『世紀=century』を取り上げました。楽な単語だからこそ、”C, E, N, T, U, R, Y“としてではなく、”CENT”+”-URY”と見ることができるようになれば、centimeter, centigrade, percent, centennial, centipede…が手をつなぎ始めることを体験して頂きました。9月11日(日)の中級編は、”住所=address“から始めます。是非、お越しください。

皆さんご存知の’sub-‘はこんな意味 

さて、今回から10回程度をめどに、主力の接頭辞とは言えないかも知れないけれど『知っていて損はない接頭辞』を取り上げていきます。初回は『”sub-=下・下位・副・補・近い』を取り上げます。なんとなく『名脇役』という感じの接頭辞です。

sub- を知るとこんなに単語を憶えられます!

今回も語源が同じお馴染みの単語とのセットで”sub-“のイメージを作っていきましょう。テーマの単語⇒お馴染みの単語(意味)*語幹語源⇒テーマの単語の意味、の順です。先頭のテーマの単語の意味が言えるかやってみてください。

subway ⇒ way(道)⇒ 地下鉄・地下道
submarine ⇒ marine (海の・船舶の) ⇒ 海面下の・潜水艦
suburb ⇒ urban(都市の)⇒ 郊外
suppress ⇒ press(押し付ける)⇒ 抑圧する
subconscious = conscious(知っている)⇒ 潜在意識の
subject ⇒ project(予測する)ject = throw ⇒ 主題・対象・家来
succeed ⇒ exceed(上回る)ceed = go ⇒跡を継ぐ・成功する
substance ⇒ stance(姿勢・位置)sta = stand ⇒ 実質・実態・本質
substitute ⇒ constitute(構成する)sti = place ⇒ 代用する・取り替える
suggest ⇒ digest(消化する)gest = carry ⇒ 暗示する・示唆する
suffer ⇒ prefer(より好む)per = carry ⇒ (苦痛などを)経験する
suspect ⇒ respect(尊敬する)spect = look ⇒ 気付く・疑う
sustain ⇒ contain(含む)tain = hold ⇒ 支える・維持する
submission ⇒ missile(ミサイル)miss = send ⇒ 屈服・提起
submerge ⇒ emerge(現れる)merge = dip ⇒ 水中に沈める
subscribe ⇒ prescribe(処方する・規定する)scribe = write   ⇒ 定期購読する(申込書の下のところに名前を書くことから)
subsequenct ⇒ consequent(結果として生じる)sequ = follow                    ⇒ 続いて起こる・次の
subside ⇒ president(大統領)sid = sit ⇒ 静まる・おさま
subsidy ⇒ subsideするためのもの ⇒ 助成金・報酬金・寄付金
subsidiary ⇒ subsidyをもらっているもの ⇒ 子会社・附属物
suffice ⇒ fiction(小説・作り事)⇒ 足る・満足させる

如何でしたか。テーマとした先頭の単語が良く知っている単語と関連を持っていること、接頭辞”sub-“になんとなく“下・副・補・近い”という意味を感じて頂けたでしょうか。

最後に、”sub-“が付いているのに『補欠』のようなイメージのない語をふたつご紹介しましょう。

suffocate=窒息させる ⇒ focは“のど”を意味します。喉を下向きに押さえつけたイメージ
sublime=崇高な ⇒ limeの部分には入り口や窓の上部分にある横木を意味し、“その横木のすぐ下”⇒“だから高いところ”という意味へ

今回も、”sub-“が後ろ=語幹の先頭の音に合わせて色々と変化する同化が起こっています。慣れていきましょう。次回は、”sub-“の逆の意味を持つ”super-, sur-“を取り上げます。お楽しみに。

この記事の筆者

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