KEC外語学院ブログBlog

Enjoyボキャビル:“ヒアリ”発語源!

語源・町のお医者さん・水守勤三です。日課のテレビニュースの英語での視聴をしていて、久しぶりに耳にする単語に会いました。“larva=幼虫”です。ほぼ同じ発音に“溶岩=lava”があり、この単語は火山噴火の災害の報道などとともに結構な回数で登場していきます。しかし、“幼虫=larva”をニュースで耳にした記憶はほとんどありませんでした。ヒアリについて、働きアリだけでなく幼虫や女王アリまで見つかったという報道でした。

larva=幼虫”・“lava=溶岩”

larva=幼虫”は、まだ語源をやる前に記憶した単語だったようなので、辞書を引いてみると、語源として、“変化(へんげ)・お化け・マスク”という意味が出てきました。『そらそうやな、蝶々も蟻も幼虫と成虫では全く別物だからな』などと納得しました。今日は、そのlarvaから広げてみます。

今でた『成虫』。“adult”と表現できるだけで十分なのですが、和英辞典で引いてみると“imago”なる単語も紹介されています。複数形には“imagoes”の他に“imagines”が紹介されています。この時点で私の中では“imago”が定着しました。『幼虫から成虫になって一番変わるもの』それは『姿・形』=“image”、如何ですか。1ヵ月後でも、『成虫』を英語に変換して頂けますか。

“ant”も“insect”

次に、“ant”そのものを辞書で見てみると、古い英語では“emmet”と表現されていたようで、材料としては、“a-”と“mait”に分解できるとのこと。“a-”は“abnormal”等で有名な接頭辞“ab-”の変化形で“off”、後ろの語幹は“cut”とのこと。cutが出て来て“アリ”となると急に意欲が湧いてきました。“アリは昆虫”、“antcutの意味”が含まれている。如何でしょうか、一緒に興奮して頂けているでしょうか。昆虫=insectsect section  sectionalismsectcutを表しています。

次に、『女王アリ』。これはそのまま“queen ant”です。“queen”は“woman, wife”を意味する語で一件落着。

『働きアリ』の『エネルギー』

最後に、『働きアリ』。これも予想通り“worker ant”を確認した上で、和英辞典が紹介している学術用語“ergate”探訪へ。切れ目は見えましたか。後ろを“-gate”とすると前が“er-”となり、後ろを“-ate”とすると前が“erg-”となり、正体が現れてきました。ヒントをご提供しましょう“-erg”に名詞語尾“-y”を付けて“-ergy”となるとどうでしょうか。“-ergy”の前に、“in, on, at, near”などの意味を持つ接頭辞“en-”を付けると“energy”となってきます。語幹“ergo-, erg-”は『仕事』を意味します。『何かに働きかけるという仕事をする』のが“energy”、『みんなで一緒にエネルギーを出したら』=“synergy”、『仕事をするアリ』=“???”、出てきましたでしょうか。

残念ですが、ヒアリはもう少しの間、対応をしていかなければいけないテーマのようです。この虫の名前を耳にする度に、『幼虫・成虫・アリ・昆虫・部門主義・女王アリ・働きアリ・エネルギー・共同作用・同情・反感・無関心・感情移入・…』と語源のしりとりゲームをして頂ければ、単純暗記では実現できない、記憶に残る暗記をして頂けると強く確信しています。

次回は、ポジティブな単語から始めることができることを祈りながら、今回の『ヒアリ発語源』を終了します。みなさん、くれぐれもヒアリにご注意をくださいませ。

関連情報