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Enjoyボキャビル:”歯医者さん”と”タンポポ”

語源・町のお医者さん・水守勤三です。早速ですが、今、歯医者さんのチェアー(施術をして頂くための椅子)に座って15分くらいが経過しています。先生は隣の患者さんに取り組んでおられ私はもう少し後になりそうです。頭に“歯医者さん”関係で語彙講座が登場してきました。

歯科医のチェアーの上から語彙講座

まずは、“歯医者さん”からスタート、難なくクリアーですね、“dentist”。続いて、“歯科医院”、これもは”dental clinic”で一発クリアー。“歯”は語幹としては、”dent”として登場してくることが見えてきます。

次に頭に浮かんだのが、“歯周病”。いかがですか。考える前にギブアップされる方もおられるかも知れません。私たち日本人はどうも『生きていく上で必要な単語でも“難しそうに見える単語”は目を背ける』ことが習慣化しているように思います。しかし、“歯周病”という言葉は日本語としては、決して“レベルの高い単語”ではないのですから、英語としての扱いも同等であっていいのではないでしょうか。肩に力を入れずに覚えて使っていきましょう。

チェアーの上で、“periodontitis”という言葉が流れてきます。一般には、“periodontal disease”とも呼ばれます。接頭辞”peri-”が“周辺”、真ん中の“odont”が“歯”、接尾辞“-itis”は“肝炎:hepatitis”・“口内炎:stomatitis”にも出てくる“…炎”を表します。語幹”dent””odont”にはローマとギリシアと経由地の違いがありますが、音の響きに共通性を残しています。だから私の頭の中では同じグループとして保存されています。

接頭辞“peri-”には、“周辺”・“(数学の)周囲・周辺の長さ:perimeter”や“(パソコン等の)周辺機器”=“peripheral device”と広がっていきます。

タンポポと歯の関係

まだ、先生が来られないので、“妄想”は更に広がり、突如、“タンポポ”へ。なぜ、歯医者さんのチェアーの上で、“タンポポ”へと発想が広がるかがお分かりになられたら、きっとあなたも“語源ファン”でしょう。“タンポポ=dandelion”、ヒントはフランス語経由です。真ん中にある“de”は、自転車競技“ツール・ド・フランス”の“ド”で英語の“of”です。そうすると、“タンポポ”は“ライオンのdan”となります。そうです、この“dan”も“歯”を表します。花の形から『ライオンが大きく口を開け歯を見せている姿』に例えたのでしょう。

まだ、先生が来られません。私の妄想は、恐竜プテラノドン“や”イグノアドンへ。きっと歯に特徴のある恐竜だったんだろうな、などとか、文書を作る時の“インデント”にも“デント”という音があることに広がっていきます。

さて、そろそろ先生が来られそうです。今日のテーマの“歯の詰め物”・“歯の被せ物”を最後にご紹介しましょう。こちらはシンプルに、“tooth filling”・”tooth crown”です。

この椅子に座って早15分経過です。語源講座の原稿を考えている間に、退屈をすることもなく時間が過ぎていきました。語源のご利益がこんなところにもあるようです。本日は、歯医者さんのチェアーから実況中継させて頂きました。

この記事の筆者

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