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Enjoyボキャビル:「熟読」と「香水」 

語源・町のお医者さん・水守勤三です。自分でも少しは変わり者なのだろうなと思いつつ、先日、書店で英検用単語集を購入し通勤路で楽しんでいます。1級取得に向け取り組んだ15年以上前とは異なり、気の向くままに、音声から味わっています。その中に、「ペルーズ」なる語が登場してきました。単語の発音の後に続く意味では「熟読する」とのこと。”お会い”はしているかも知れませんが、記憶にはないと感じるお相手でした。そこで本を開け「peruse」の綴りを確認しましたが、ヒットする記憶がなく、癖で<知らない単語 ⇒ パーツに分ける ⇒ ヒントを探す>をしてみましたが、これまたヒット無し。

“pe-+ruse”  or  “per- + -use” ?

音が「ペルーズ」であるために、頭が自然に「pe-+-ruse」を探してしまいました。辞書で、「per-+-use」が語源と知り、一気に「熟読する」や「通読する」という意味が“イメージ”レベルで入ってきました。これだけ語源をやっていて、まだ気付けなかったかといささか自嘲気味ですが、「これでperuseは一生もの!」とポジティブに考えることにしました。

“per-” = “through, completely”

そこで、本日は、基礎編の一環として、接頭辞の“per-”に焦点を当ててみます。まずは、次の単語の意味がイメージできるか挑戦してみてください。“per-=…を通して・完全に”がメインのイメージです。

perfect, perfume, persist, perceive, perpetual

では分解していってみましょう。上の単語の意味をイメージするもよし、関連単語についてイメージを深めるもよい、今の語彙力に応じた楽しみ方をして頂ければ幸いです。

perfect – affect – effect – infect – defect – fact = する・作る ⇒ 完全に作ったもの = 完全な
perfume – fume = 煙・ガス・もやもや ⇒ 周りに漂う煙 = 香水
persist – resist – exist – consist – insist ⇒ -sist=立つ = persist = 完全に立つ = 押し通す・固執する
perceive – receive – conceive – deceive ⇒ -ceive = take = perceive = 完全に手に入れる = 知覚する
perpetual = compete – repeat – petition ⇒ -pet = seek = perpetual = …を通して求める = 永遠の・やむことのない

ではでは、これだけ滑らかに説明を加える私が、「なぜperuseper-+-useに分けられなかったか」の言い訳に移らせて頂きましょう。

この単語“perennial”は、如何でしょうか。
上の5つの単語に比べ、切れ目が見えにくい理由は、peruseと同じく「語幹が母音からはじまっている」にあります。日本語を母語とする人にとっては、「子音+母音」に馴染んでいるため、ついついperennialを「pe-+rennial」と“r”と“e”を付けてしまい接頭辞「per-」が見えにくくなっています。perennialを「per-+ennial」と分けられると、「ennial annual = 年の」となり、「perennial = 一年を通して・複数年を通して ⇒ 不断の・多年生の・一年中かれない」などへとイメージが安定します。

上級者の方は、perturb, permeate, perverse, pervert, pervadeなどにもチャレンジしてみてください。

Stop!「peruse:熟読する、peruse … … 」

peruse」の切れ目が見つけられなかった言い訳から始まった感じですが、それでも敢えてお伝えしたかったことは、「per-+-use」が分かった時のとてもシンプルな喜びです。

このブログをご愛読して下さる方は、きっとこの喜びを共有してくださる方と確信しております。2018年も、変わらずご愛読くださいますようにお願い致します。

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