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Enjoyボキャビル:やっぱり凄い、語源の魅力!

語源・町のお医者さん・水守勤三です。2018年も僅かとなりました。今年もご愛読を頂き、有難うございました。2019年もまだまだ発信を続けますので、宜しくお願い致します。

さて、2018年最終は、原点に戻り、「なぜ私がここまで語源を好きになったか」をご紹介させて頂きます。語源というと、単語を効率よく修得するための方法と考える方が多いかも知れません。このブログでも、接頭辞や語幹というグループ化により単語をまとめてイメージ化することをお勧めしてきました。ですから、「単語を覚えるための論理」は確かに語源の強みのひとつだと思います。その上で、他にも私が語源に魅力を感じる理由があります。

単語が生き残る理由

それは「特定の言葉が生き残る原動力となっている共感の存在」です。難しく書きましたので、砕いてみます。

例えば、「advise = 助言する」です。もし語源をやっていなければ、「advise = 助言する」はそれ以上の広がりを持たなかったように思います。もちろん「advise  to do」というような語法を覚えるということはありますが、「advise = 助言する」そのものが広がりを増すことはありません。ところが、「ad- = (前置詞) to …+vise = look」=「見に行く」という意味が込められていることを知ると、「人に助言する時は現場を見てからなんだな」という味わいが出て来ます。SNSの発達で、現場を見ずに文字だけで助言をしてしまうことも多くなった時代、この語源に感激します。「income = 収入」は人の気持ちそのままという感じがします。「pretend = ふりをする」は「こわばった顔の筋肉を次の人と会う前に・“伸ばした”」ことに由来すると読んだことがあります。「faction = 派閥・内紛」には「時代は変わっても人間が“する”ことは一緒なんだな」と苦笑い。「reinburse = 払い戻す」=「再び・財布”purse”の・中に」には、劇画風の楽しみを感じます。

語源は人と人を結ぶ言葉の地下水脈

20世紀の産物に「遺伝子」の発見があります。それまで無かったものに名前が付けられたことになります。「gene」という命名の素晴らしさにも感激をします。また、「この言葉は時代が変わっても生き残っていくだろう」と素人ながらに確信をします。

『語源は言葉の考古学』であるとともに『人と人を結ぶ言葉の地下水脈』だと感じています。時には「この単語を覚えられるかどうか」から離れて、単語を「味わう」のも贅沢な楽しみではないかと思います。

2019年も語源の魅力を発信していきます。ご期待ください。

語源の魅力とは

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この記事の筆者

水守 勤三Kinzo Mizumori

大阪市出身。関西外国語大学・英米語学科卒業後、KEC教育グループ(英会話・予備校部門)入社。一貫して英語教育の第一線で現場指導に携わると共に、カリキュラム・指導法開発を担当。それに並行して、KEC独自の「TP指導システム」開発にも携わる。数十年の語学・英会話指導経験から、日本人が英会話を習得するうえでの学習・指導ポイントを熟知。「学習する者は教える者の人間性と意気に感じる」を信条に、授業に情熱を注ぐ傍ら、今も指導法の研究を続ける。

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