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英語の語幹シリーズ第2号: veneに隠れた動詞の意味を知れば、様々な意味が頭に入って”来ます”!!

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veneに潜む『来る』の意味

こんにちは、自称、語源・町のお医者さん・水守勤三です。

前回は、語源的に『後を行く』という意味を持つ”succeed”から、『後を継げば、大成功!』という流れで、語幹”ceed, cede, cess”に『行く』という意味があることを見ました。そこで、今回は、『行く』とセットとして『来る』に焦点を当ててみます。是非、英会話学習の参考になさってください。

いきなりですが、まずは脱線から入ってみます。今から40年くらい前に、大学の第2外国語としてフランス語を勉強しました。あまりの変化の嵐に恐れをなしたことを覚えていますが、音の響きに面白さを覚え、今でもいくつかは口に残っています。

その中に”venir“動詞があります。発音は“ヴニール”という感じです。”je viens, tu viens, il vient, nous venons, vous venez, ils viennent”と変化します。先頭の“ジュ ヴィヤン”は何となく耳にしている方も多いのではないでしょうか。このvenirに接頭辞”sou-“が付くと、『お土産=souvenir』になります。辞書で”sou-“の意味を追いかけると”sub-“を表すとのこと。『そのお土産を頂くと、何となく“下から行ってこられた場所が想い浮かんで”来る”』これがどうも”souvenir”の正体のようです。フランス語のvenirがそのままの形で英語として活動している、やぁー、語源って面白いと感じてしまいます。

来る=vent, vene, veniの先に広がる英単語の世界

この”venir”の変化形に、”vent, vene, veni”などがあり、ここに視点を当てると、色々なものが繋がり始めます。

では、トレーニングです。私が単語をイメージして『物語役』をしますので、単語を想像してみてください。

例:『これをすると人が出て来る』 ex- + vent = event

1.『人よりも先に来ると、鍵を内から締めたりして、邪魔ができる』

2.『神様の閃きがエジソンの頭に入って来ると発明が生まれる』

3.『倉庫の中に物が入って来ると在庫』

4.『みんなが来られるところは便利』

5.『みんなが来たら会議ができる』

6.『会議を何回もやっているとありきたりになる』

7.『ワクワクするところに来てみるとそこは○○の世界』

8.『神様が地上に降りて来たら出現』

9.『もめている国の間に国連が入って来ると介入』

10.『一度出て行ったお金が戻って来たら収入』

11.『2020年、東京はオリンピックの開催地になり人が来る』

12.『開催地に行くには道がいる』

如何ですか。パーツが出やすいように説明の言葉に工夫をしてみました。では答え合わせです。

1. pre- + vent = prevent
2. in- + vent = invent
3. in- + vent + -ory = inventory
4. con- veni + -ent = convenient
5. con- + vent + -ion = convention
6. convention + -al = conventional
7. ad- + vent + -ure = adventure
8. ad- + vent = advent
9. inter- + vent + -ion = intervention
10. re- + venue = revenue
11. venue = venue
12. ad- + venue = avenue

“convention”をご存知の方は、動詞”convene”を味わってみられるのもいいでしょう。”intervention”から”intervene”も見えきます。また、”circumstance”の”circum-“と引っ付いた”circumvent”などもその語源をイメージすれば『回避する・迂回する・策略に陥れる』などという意味も容易に定着できるのではないでしょうか。語源を辿っていくと面白い発見があるのも英会話学習の魅力の一つですね。

『行く』⇔『来る』の流れを受けて、次回は、『一歩』を見てみましょう。お楽しみに。

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