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英語学習のヒント:接尾辞から見えてくる病気の話②

                  英語学習の一コマ

こんにちは、自称、語源・町のお医者さん・水守勤三です。

先日、このコーナーを読んで頂いている方からお便りを頂きました。第1・3月曜日が楽しみであること、接頭辞ad-に感激したこと、電子辞書の*・?・~マークの使い方にびっくり、ingredientが明確にイメージできたこと、“hydrangea=紫陽花”は素晴らしい等々、読んで頂いていることが伝わってくるものがならんでいて感激しました。こんな読者の方がおられる限り、書き続けるぞと意を固くしています。

そんな元気の中、前回に続き、今回も『病気の名前』についてお話ししてみます。

病気・症状の名前 -its 

前回は、acrophobia, insomnia, anemia, leukemia, dementiaに出てくる接尾辞”-ia”が病気を表すことをご説明しました。

今回は、それに付け足す形で『…炎』を表す”-itis(発音は’アイティス’)をご紹介します。少しラフに使うと『…熱・…狂』にもなりますのでチャレンジしてみてください。

少し古くなったようですが、俳優の西村雅彦さんが力強く宣伝しておられたお薬『ガスター10』ですが、何の薬だったか覚えておられますか。そうです、胃薬です。

では、次の式に進んでみましょう。

ガスター10+アイティス=Gaster 10 + -itis = gastritis ‘ギャストゥライティス’

もうお分かりですね。そうです『胃炎』です。

そうすると、私たちが使い慣れている『胃腸炎』はなんというのか、と和英辞典で引いてみると、gastroenteritisとなっています。ということは、『腸炎』は…?というように私の“妄想”は広がっていきます。

また、お馴染の炎症に『口内炎』があります。なんと意外なことに、”stomatitis”と”stomach”らしきものが見えてきます。もうこうなると、gastritisの立場はどうなるんだ、などとワクワクしてきます。

あと耳にすることの多い『…炎』に、『虫垂炎≒盲腸炎』・『気管支炎』・『皮膚炎』・『肝炎』などがあるように思います。

-itisを使った造語

最後に、少しラフな使い方『…熱・…狂』の単語をご紹介します。直ぐに意味は見えて来られると確信します。”educationitis, televisionitis, jazzitis, telephonitis”等々。私の状態を表現すると、”etymologitis”なる言葉が生まれてきます。

『ガスター10』をご存知の方が、『-itisは“…炎”』の知識を持って頂ければ、絶対に『胃炎』は難しくない!とまたまた本音で思う次第です。如何でしょうか。

さてこれまで、接頭辞・語幹・接尾辞とお話を進めてきました。接尾辞もまだまだお話ししたいことがありますが、一度終了をさせ、次回からは『たくさんの語を持つ語幹』をシリーズにして取り上げていこうと思います。ご期待ください。

この記事の筆者

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