KEC外語学院ブログBlog

知っていて損はない英語の接頭辞シリーズ②:”super-, sur-“

super, surに見る”上へ”のイメージ

語源・町のお医者さん・水守勤三です。

ライブ版・語彙講座・中級編を、初級編に続き実施しました。出席者の皆さんは、『語彙を増やしたい』という気持ちになる何らかの理由をそれぞれに持っておられ、熱心に受講してくださいました。諸般の事情から、中級編(18日と同内容)を9月25日に実施します。10月16日(日)には上級編を実施します。ご興味のある方は、是非、お越しください。詳しくはホームページをご覧ください。

接頭辞super, surの持つイメージ

さて、前回のsub-“下・副・補・近い”を受けて、今回はその逆のsuper-を取り上げます。変化形に、”sur-, supra-”などがあります。

super-, sur-, supra- = 上に、さらに、極度に、超越した、より優れた

“supermarket, supercomputer, super-car”などのように『普通より上、上位の』というイメージ核となります。見ていきましょう。

まずは、super-が隠れたようになっているこの単語から。( )に適語を入れてみてください。
◎ He is (       ) in playing golf to me.
◎ This case is being judged by the (       ) Court.

上がsuperior, 下がSupreme。実は、この2語は、superの比較級・最上級です。

supremeでは、super-がsupre-とeとrが入れ替わっていますが、center, centralにも見られる現象ですので、もう慣れておられる方が多いことでしょう。
superior:より優れた、supreme:最高位

日常、耳にする語に、“superimpose”(いわゆる字幕スーパー)があります。imposeはこれまでにも取り上げていますが、”im-:…に、pose:置く”⇒“(義務・税金などを)課する、強いる;でしゃばる”となり、語源のしっかりと見える語です。それに”super-”が付き、“…の上に覆いかぶせる”となり、映画やテレビの“字幕・解説の文面”となります。

◎  She (       ) the personnel department. 彼女が人事部を監督しています。
“監督する”という語は、“上から”何をすると言っているのでしょうか。advise, revise, improvise, visionに登場する“見る”という意味ですから、“監督する=上から見る”という意味が込められています。

さて、ここで問題です。-ceedで終わる単語はいくつあるでしょうか。また、それを確認する方法は?
答え:exceed, proceed, succeedの3語 確認方法:電子辞書で”*ceed”か”~ceed”を検索
〔詳しくは、第5話 クロスワードパズルに挑戦! ”v□□ition”をご参照ください 〕

では、本番の問題です。-sedeで終わる単語はいくつあるでしょうか。

なんとなくたくさん出てきそうな語尾なのですが、実は1語supersedeしかありません。語幹sedeには“座る”という意味がありますので、“supersede=上に座る”となります。

◎ He has superseded me as treasurer. 彼が私の後任として出納官に就任した。
『彼が私の上に座らせる』そんなふうに見て、英語がとても身近に感じられるのは私だけでしょうか。

“be surprised at …”でお馴染みの”surprise”もこのグループ。語幹”prise”には“take”の意味があるので、“surprise=上から掴む”⇒”驚かす”という感じでしょうか。“comprise, enterprise”もお馴染みです。

Sur- の持つイメージ

それ以外にも、原油価格の高騰の時によく取り上げられた航空料金の”サーチャージ”、“顔の上”という感じの“サーフィス”、ステーキの“サーロイン”にもsuper-の変化形sur-が表れてきます。『ロインって何だろう?』などと『ディクショナリー・サーフィン』を楽しんで頂ければ幸せです。

sub-, super-と『下⇒上』と動いてきましたので、次回はもう一度withoutという否定的イメージを持つ接頭辞”a-“を取り上げてみます。お楽しみに。

関連情報