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TOEICテスト本番でのリスニング対処法!シャドーイングを活用しよう

皆さん、こんにちは。KEC外語学院の塚田です。私のブログは英検に関する内容が多いですが、今回のみ、TOEICリスニング対策方法に関して書かせて頂きます。

TOEIC公式問題集を用いたリスニングのトレーニング

普段の英語学習では、点取りテクニックではなく、純粋にリスニング力を伸ばす学習をしましょう。「英語力が付いた結果、得点も伸びた」というのが理想です。TOEICの公式問題集のリスニング題材を用い、以下の手順でトレーニングするのが良いでしょう。

 Step 1  課題英文を見ずに音声を聞き、大まかな内容を掴む。

 Step 2 英文を見ずに音声を聞きながら、ぶつぶつと呟くようにシャドーイングする。

 Step 3 英文を見ながら聞こえてくる音声とほぼ同時に遅れずに音読する。その後、訳文を確認し、意味をしっかり把握する。

 Step 4 英文を見ずに、聞こえてくる英語の内容に焦点を当てながら(英文の意味を理解しながら)シャドーイングを行う。

シャドーイングとは、音声を聞き、即座にその音声を真似して発話する練習方法を指します。これにより、リスニング力と発話力が向上します。このトレーニングを、短時間(10分~15分)でも構いませんので、毎日集中して行いましょう。

TOEICテスト受験中のリスニングテクニック

普段の学習では英語力を伸ばす学習をすべきですが、テスト本番では当然、点数を取ることが最も重要です。ここでは、テスト本番で役立つテクニック(受験中にすべきこと)をパート別に紹介します。

【part1のトレーニング方法】

問題文の放送が始まるまでの時間を利用し、写真の分析をしましょう。写真は、人物か?風景か? 人物の場合はその動作を、風景の場合は状態を予測しましょう。但し、写真から考えられることを想像してはいけません。あくまでも「写真から得られる事実のみを予測」しましょう。

【part2のトレーニング方法】

このパートでの攻略のポイントは、「出だしの問いかけの疑問詞に集中」することが重要です。というのは、問いかけは殆どの場合、疑問文で示されるからです。疑問文には、次の2つの形式があります。

 ①疑問詞で始まる疑問文(いわゆる5W1Hを含む疑問文)

 ②Do you … ? や Are you … ? で始まり、Yes/No で答える疑問文

従って、以下の点に気を付けて聞くと、スピードについていけるようになり、余裕をもって回答できます。

 ①5W1Hで始まる疑問文の場合、Yes/Noで始まる選択肢は正解ではない。

 ②Do you … ? / Are you … ? の疑問文では、肯定・否定の応答を予想して選択肢の英文を聞く。

【part3,part4のトレーニング方法】

このパートでは、問題文と答えの選択肢があらかじめ印刷されています。あらかじめ質問が分かっており、英文の問題文を聞く場合、予測が立てやすくなります。また、会話文の後に問いかけの文も読み上げてくれますので、この間(読み上げている間)は解答時間が多く取れます。時間が多く取れるということは、次の問題を先読みする時間が増えたということを意味します。このパートでは、問題文を先読みすることが得点アップの為の重要なポイントとなります。

文法知識もTOEICのリスニングに役立つ

リスニングが苦手な人の多くは「一字一句全て完璧に聴き取らなければならない」と信じており、聞き取れない音に対して過剰に執着する傾向があります。しかし、一言一句の微妙な音の有無に囚われず、聞き取れない音は前後関係から推測し、全体の意味を流して聞くことも重要です。また、文法知識があれば、多少聞き漏らしても瞬時に頭の中で補うことができます。例えば、”If I … seen her there, I could … given her the letter.” と聞こえた場合、文法知識があれば “If I had seen her there, I could have given her the letter.” のことであると瞬時に判断できます。

TOEICのリスニング対策ならKEC外語学院へ!

KEC外語学院のレッスンでは、口頭英作トレーニングを通して、発話力と同時に、文法知識もつけていただけます。また、宿題にはシャドーイングトレーニングも含まれます。定期的に無料体験レッスンを開催しておりますので、是非、一度ご検討ください。

KEC外語学院では目標達成コミット型のTOEIC® L&R TEST講座がございます。ご興味ある方はこちら。

スタッフ⑤

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この記事の筆者

塚田 清高Kiyotaka Tsukada

9年間にわたり多国籍企業にて外国人の人事関係業務に従事。その後7年間、予備校での受験生を対象とした英語指導、企業での社会人を対象とした英語指導に従事。予備校では受講生に英文法の本質を理解させ、読解力を伸ばす指導を行う。社会人に対しては英文雑誌を翻訳するための「英文翻訳講座」、日本文化を英語で説明するための「英会話講座」、TOEICスコアアップを目的とした「TOEIC対策講座」を担当し、受講生の効率的な英語力アップを図った指導を行う。

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